不思議な恐竜と可愛い女の子の日常ドラマ - ムカムカパラダイスの感想

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ムカムカパラダイス

3.503.50
映像
4.00
ストーリー
3.50
キャラクター
3.00
声優
4.50
音楽
3.50
感想数
1
観た人
1

不思議な恐竜と可愛い女の子の日常ドラマ

3.53.5
映像
4.0
ストーリー
3.5
キャラクター
3.0
声優
4.5
音楽
3.5

目次

ミニサイズの可愛い恐竜と少女の緩やかな日常を描いた作品

90年代初期、映画「ジュラシックパーク」などが公開され恐竜ブームの真っ只中に放送された恐竜との日常が描かれたドタバタコメディ、ムカムカパラダイス。ある日卵から産まれた言葉の通じない不思議な恐竜と出会った少女の愉快で可愛らしい日常生活。恐竜の鳴き声は「ムカムカッ」の一定で子供なら誰もが真似をしたくなる愛らしい恐竜が印象的です。恐竜の名前はムカムカと名付けられ日常に起きた問題をムカムカと共に解決してゆく姿には癒やされます。その恐竜ムカムカの真似は小学校低学年の間では流行りましたし、女子はほぼ皆ムカムカパラダイスを観ているようで共通の話題にもなりました。小さな恐竜との共同生活に見る人は一度は憧れたのではないかと思います。

面白い音のするピカポコハンマー

ある日からムカムカはピカポコハンマーというアイテムを手にし、困った時にはそのハンマーが役立つなどストーリーがハンマーありきになってしまうところはいかにもアニメらしくて可愛らしいなと感じました。しかしそのハンマーには不思議な力が宿されており、現代から恐竜の世界へとタイムスリップしてしまうところからムカムカパラダイスは一気にアニメの主体性が変わってしまいます。これは見る人の好みが別れるところなのかなとも思いました。ちなみにそのピカポコハンマーは商品化され、やはり私も観ていてそのハンマーのおもちゃが欲しくなり母親にねだるようになりました。買ってはもらえませんでしたが。

とてもキャッチーでリズミカルなエンディングテーマ

ムカムカパラダイス放映から25年以上経った今でも思い起こせばメロディが頭の中で蘇ってくるエンディングテーマ曲はとてもキャッチーで耳に残りやすい曲でした。南米のムードを思わせるような曲調からさすがアニメソングはレベルが高いなと感じさせてくれる作品です。

最終的にムカムカはどうなったか

現代の日常生活から一転して恐竜の世界をメインにストーリーが展開されるようになってから結局最終回まで恐竜の世界に滞在し続けてしまうところはちょっと物足りなさを感じました。現代で少女の日常にムカムカという不思議で特別な存在が少しづつ溶け込んでゆく姿が観る人を惹き付けるものだと思っておりましたが、恐竜の世界のままにいてはムカムカは別に特別でもない存在になってしまうからです。結局現代に戻ることがないままで中途半端な終わり方だったのが残念に感じる作品となってしまいました。

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