最後まで目が離せない感動する映像 - ラブリーボーンの感想

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最後まで目が離せない感動する映像

4.04.0
映像
5.0
脚本
4.5
キャスト
4.0
音楽
4.0
演出
5.0

目次

秋に一人で観てもらいたい作品

アメリカで起きた誘拐事件がをテーマにした作品は数多く存在するが、これほどワクワクドキドキにあふれた作品は今までなかったのではないだろうか。小さな町で起きが、殺人事件へと展開していくスリル満点の作品に仕上がっている。一人で見るとより一層そのスリルを感じ作た品に入り込むことができた。怖いけど続きが気になり、最後まで観てしまう。

ストーリーのリアリティさ

犯人はすぐにわかるのに、なかなか逮捕されないところがリアリティに溢れているなと感じた。犯人も頭が良く、計画的に犯行を実行していく様がさらに恐怖をかりたてる。早く捕まえてよ!っと声に出してしまうようなシーンが度々あった。逮捕するための証拠を掴むために必死で捜査にあたる警官の家庭も、事件のせいで壊れていく。操作をしなければ犯人は野放しになり事件の真相はつかめないままになってしまうが、事件を追えば追うほど家庭への時間はなくなり家族が崩壊してしまう刑事の心境はかなり上手く描かれていた。

ストーリーの結末

正直な感想は「えっ!そんな!」。あっけないといえばとてもあっけなく幕を閉じてしまう。犯人は逮捕されずに影から落ちて死ぬからだ笑 もっと苦しめよ。っと誰もが思う結末に頭が納得するかは置いといて、結末では楽しみが待っている。それは、映像として美しいな、と感じられるシーンがでてくる。ストーリーの結末には、誘拐された少女たちが自分たちをじけんから解放する、解き放たれたというメッセージを麦畑が神々しく光り輝く中で描かれている。誰もが感動して、彼女たちが解き放たれたことに感動するだろう。今まで誘拐、殺人とスリル満点なストーリーから一転して人生そのものの在り方や、生きている価値みたいなものを感謝する気持ちを考えさせらるのだ。不思議と感謝して、あれ?これ誘拐事件の話だったけど、なんでこんなに心が温かくなっているのかなーっと感じられる。誘拐事件を通して、ごく当たり前の日常が如何にして目に見えないもの、人によってなりたっていれのか。そしてそれがどれほど素晴らしいことなのか。一人で映画を観たらたぶん、家族に会いたくなったり、電話してみたくなったりすると思う。伝えてなかったことを今伝えておこうとするんじゃないかな。少女たちが命を犠牲にして教えてくれたことを、この映画はしっかりと伝え、そして美しい映像で楽しませてくれたと感じた。まだ観てないのなら一度観てください。

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