真剣にふざけたドラマ!!
アラフォー3人娘が次々と不可解な現象に立ち向かっていく痛快ストーリー
麻生久美子、坂井真紀、緒川たまき、仲村トオルをはじめ、魅力的なキャスティングもこのドラマのひとつ。成海璃子が癖の強いバンドメンバーの一人として登場する回もある。それぞれの俳優さんが持つイメージが壊れないのかと見てるこちら側が心配になるほど振り切った演技だった。また、この撮影現場は楽しかっただろうなと感じさせるセリフの掛け合いが魅力的だ。ぶっ飛んだ設定の中にこの掛け合いが適度なリアリティーを入れ、更に引き付けられる作品になっていた。
秋子の真っ直ぐすぎる純粋さがまた良い
アラフォーになっても初恋のような恋愛観で、ひたすら恋に走る秋子の姿が見ていて非常に気持ちが良かった。相手がたとえ、吸血鬼でも愛してしまう秋子。「恋は盲目」この言葉がぴったりだ。周りが見えなくなるほどの恋をしたことがない私は羨ましいなと思ってしまったぐらいだ。
それぞれの個性が濃い
何気にドラマを見ていても、登場人物全員の名前は最終回でも覚えていなかったりするのだが、このドラマでは(さすがに全員とまではいかないが)名前を覚えていた気がする。一人一人のキャラ設定がここまではっきりとしていて個が強いドラマは見たことがない。また、ドラマを見終わりしばらくした今でもストーリーを思い出すことができる突き抜けたドラマだった。
ツッコミどころ満載
深夜帯だからこそのドラマだったと思う。最近ドラマがマンネリ化するなかでこのドラマは非常に斬新で良かった。深夜帯だから多少の自由が効いたのか、ただ単に監督が飛び抜けた人だったのかは分からないが、とにかく他にないドラマだった。安易なセットや無理があるストーリー展開が許されるドラマ。いや、それがこのドラマの面白さの一つかもしれない。それに「おいおい、、、」と思うところが多すぎて、最終回では一話と比べて、だいぶこのドラマに慣れていた。つまり小さなツッコミポイントは気にしなくなっていた。
次回作は?!
ここまで絶賛した後だと当然次回作が望むところだが、今現在(2017年9月)ではそういった情報は残念ながら、ない。第一回目の放送は(2015年1月10日から3月28日まで)深夜帯での放送だったので、見ることが出来なかった方々もいるだろうが、2017年の再放送で再び密かに話題になっているようだ。次回作も是非ともこのキャストでやってもらいたいところだ。
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