クロスゲームの良さ
クロスゲームの面白さ
クロスゲームは高校野球の話だが、主人公と友達や家族との繋がりが大きな柱になっている。それは友達の一人を子供の頃に亡くしていて、物語の重要な場面で本当に大事な部分とされてくるからだ。実際にその子が野球が好きだったから、高校に進学した時にも野球をしているといっても過言では無く、物語の中で大きな役割を果たしている。その事から主人公はその子の事を好きだった事が分かり、もうこの世にいない事の切ない気持ちにももっていかれる。よってクロスゲームはただ単の野球の漫画では無く、非常に深い話になっているので何回読み返したとしても本当に楽しめる作品になっている。
クロスゲームを見る時にどういう所に視点を置くべきか
高校野球が舞台なのでやはり甲子園に行く事が大前提になってくるが、そこにたどり着くまでにどういう取り組みをしているかである。それはやはり普段の練習は何をしているか、選手同士の信頼関係がどういう風に構築されているかを見ると、今までとは全く違った見方を発見出来る。一つの動作を見てみたとしても本当に様々な気持ちを汲み取る事が出来て、多くの感情が渦巻いている事が分かってくる。そこから主人公と色々な人との関係も変わってきて、野球に取り組む姿勢を変わってくる。なので難易げない動作や動きだとしても注意深く見る事で本当に見方に変化をもたらす事が可能なので、何回も読み返して観察する事が本当に良いとされている。そうすればクロスゲームがどういう風に作られたかの外枠も知れて、より物語の内側にも視点を置く事が可能になってくる。
クロスゲームの到達点
到達点は甲子園だが、主人公にとっては亡くなった友達との約束を果たす事でもあるから決して一つだけでは無い。むしろ物語的には後者の方が大事になってくるので、読んでいく内に甲子園以上の物が見えてくる。やはり甲子園を目指すために同じ高校の仲間と他の高校を倒していく事も大切だが、主人公にとっては約束も充分に大事で絶対に成し遂げなければいけない物で、より大きな力を出せる源に成り得る。一人の人物が与える物は計り知れないほど大きい部分があり、他の人にも充分に影響を与えるのでそれぞれの人の気持ちにも様々な物を訴えかける事に繋がる。そこから野球に関しては一つのプレーが非常に大事で、様々な人の人生に大きく左右する事も分かってきて、野球の奥深さもとめどなく理解出来る様になる。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)