平社員とスターの恋が面白い
俳優陣と女優陣が素晴らしい
このドラマでまず一番感じるのは、ここまで綺麗にドラマが観れるのがすごいということです。その一番の理由は、主人公において、これ以上ない適任な俳優と女優を起用しているということ。
まず、俳優の草彅剛の役がハムの会社に勤める平社員。何か、これといって得意なものがあるわけでもなく、人柄の良さだけを売りにしている役柄。
まず、この時点で、他にも色々俳優など見ましたが、これ以上ない適任だと思ってます。ドラマ中である、社員とのやりとり一つを見ても、全ていい人で終わらせる。そして、目線移しや何かあると少し申し訳なさそうな顔をする。
そして、自分が損をしても笑顔で終わらせる。この一連の動作がドラマ中でできる役者って少ないんですよね。キャラもあるとは思います。そこに、高飛車なイメージの藤原紀香。
これも、この役は、女優の大スターという設定。多分、観てる人はみんなこうイメージしたと思います。
「役にハマりすぎ」と。だと思います。普段の芸能のイメージでも藤原紀香は、どっちかというと高飛車なイメージが強い感じだと思います。なので、この役でドラマ中に出てくると本当に自然体で
「あっ普段もこんな感じなのかな?」と予測できちゃうレベルでかなりの適任だと感じました。
ドラマ中でも幾度となくこの草彅剛と藤原紀香のやりとりがあります。それを観てると、ここまでハマるドラマってあるの?くらい感じたくらいです。
スターとハムの会社の平社員の恋
この二人の出会いは、たまたま、桐島 ヒカル子がロケ先で中田 草介にジャケットを借りてそのまま借りパクしてしまい、彼の会社にスターがジャケットを返しに来てそのままストーリーが進んでいくのですが、ここが非常に面白いです。
主人公の中田 草介と桐島 ヒカル子の生活にはかなり差がありすぎて、尚且つ、芸能人に素人がどう絡んでいくかが非常に当時新鮮味があって面白かった一つだと思います。
例えば、桐島 ヒカル子は、スターでお金持ち。そして、恋多き女性。そこに、普通のハムの会社で働く平社員の中田 草介がパーティーに呼ばれそこでヒカル子が、自分の周りの人たちと素人を見比べて
何かを感じ取るシーンは観ててほっこりします。周りは全て外見や見栄やお金でしか判断しない。
しかし、主人公の中田 草介は、内面を見てくる。そして、ハムを食べながらどちらが自分に価値のある
恋やつながりかを感じ取る桐島 ヒカル子。パーティー会場の外で二人でハムを切り分けて食べて仲良く話してるシーンは非常に名シーンだと思います。
そして、桐島 ヒカル子は、すでに芸能人と付き合ってるにも関わらず、「本当にこれが恋?」と疑問を持ち軽いノリで「私は、中田 草介さんと結婚を前提にお付き合いさせていただいてます」
と記者会見で言い放ったシーンは、なかなか忘れることのできないドマラ中の名シーンだと思います。
理由は、その会見を見ていた中田 草介の同僚はその場で度肝を抜かれるからです。
リアクション含め、あのシーンは本当に笑えます。
「えっ嘘でしょ?」「あの中田 草介?」と同僚のツッコミがなんとも言えない空気をかもし出してました。
所々が切なすぎる
このドラマ中で皆さんも感じてる人は多いと思いますが。
かなり、笑えるシーンがたくさんあるの中、切ないシーンが非常に多いです。
例えば、主人公が平社員でヒロインが大物女優。この設定がかなず中心にあるため、生活のレベルが違いすぎる。や、一番目がいったところが、主人公の中田 草介が劇中の大女優、桐島 ヒカル子とお付き合いしてるがために、周りがかなり足を引っ張るシーンです。
ハムの会社が傾き経営が危ない時期に同僚が桐島 ヒカル子を勝手にイメージガールとして契約もしてないのに無料で起用してしまい、利用された本人は、過去にも似たことがあったのか。「私はまた利用された」など中田 草介を信用した直後に起きたりします。
結局、中田 草介がしたことではないのですが、矛先は彼に行き、恋が一瞬終わってしまったり信用がなくなったり。一応、同僚が勝手にしたことでと頭を下げには行くのですが、主人公の人の良さで出過ぎて、「僕が利用しました」と同僚をかばって言ってしまうシーンは、「うわぁ切ない」と感じてしまいました。
こういう場面が非常に多いです。ただ、周りの人たちがそこをサポートしながらなんとかピンチはくぐり抜けて行くのですが、幾分、平社員と大女優という設定があるので、周りの足の引っ張り合いが非常に、切なく感じるドラマだとは思います。
リアルな世界でもこういうことあるんだろうな?と連想してしまうと言えば良いでしょうか。観てる人までどん底に落とされる気分になるのがこのドラマの面白い部分でもあると思います。
最終的には、ハッピーエンドなのですがそれも、最後におばあさんとおじいさん姿になり二人で会話のキャッチボールをするシーンはほっこりするのですが、その前の切ない部分が多すぎて逆にギャップがあってすごい悲しいシーンがあったからここにたどり着いたのだろうと感じれるドラマでもあると思います。
恋は切ない=ハッピーエンドが生まれる
という言葉がでるドラマだとは思いました。そこが一番のこのドラマ大事観てる人に伝えたい背景じゃないかとは感じました。
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