交代選手主体の映画が素晴らしい。 - キャプテン翼 危うし!全日本Jr.の感想

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キャプテン翼 危うし!全日本Jr.

4.404.40
映像
4.25
ストーリー
4.25
キャラクター
4.50
声優
4.50
音楽
4.25
感想数
2
観た人
2

交代選手主体の映画が素晴らしい。

4.54.5
映像
4.5
ストーリー
4.5
キャラクター
4.5
声優
4.5
音楽
4.5

目次

シュナイダーたちのリベンジ

映画版のキャプテン翼は、少しかなり漫画と違いオリジナルがあるのが特徴です。

その中でも、当時東映映画祭ではお約束の日本代表対国際チーム。

その中でも、一番人気があるこのヨーロッパ代表のシュナイダー。漫画とは違いファイヤーシュートなど打ったりはしませんが、映画の特徴で面白いといつも感じるのが、そのタレント同士のやりとりです。

映画の前作、キャプテン翼 ヨーロッパ大決戦で、シュナイダーとフェフナーが日本代表を舐めて、最初から出場しない。そこに、翼が圧巻のプレーを見せて立花兄弟のスカイラブハリケーンで得点し

出る予定でなかった主力のシュナイダーとフェフナーがすぐに出てくるシーンが今でも有名な映画の名シーンだとは思いますが、この危うし!全日本Jr編では、前作のリベンジを果たそうと

最初から、「打倒日本」として来日し戦います。しかし、ここで映画ならではなのが、このリベンジは、

シュナイダーは、あくまで「若林対策」として必殺シュートを身につけて来日するのですが、若林は、ドイツジュニアに所属のため日本サッカー協会から出場の許可がおりずベンチスタート。

そして、ゴールキーパーのフェフナーも「日向対策」で来日するも、日向な行方不明(必殺シュートを身につけるために山にこもってる)。

この映画のミソはまさにそこで、ヨーロッパ代表がリベンジで来日してもその主力の二人が欠場してるところが始まり、シュナイダーの名言「若林を日向抜きで勝てるほど俺たちは甘くない」を吐き捨てるシーンは、最高にしびれました。

観てる人はみんな「その通り」と思ったのではないでしょうか。リベンジのためにあみだした技も主力の二人がいないから、全大会では、日本代表が、シュナイダーとフェフナーを試合に引っ張り出す。

しかし、今大会では、その逆でシュナイダーとフェフナーが日向と若林を引っ張り出す。

そこも、この映画のリベンジという点で見所だったと思います。

最初から主力メンバーでくるところが非常に見所でした。

日本代表のゴールキーパーの入れ替わりが素晴らしい

多分。この映画の最大の見所が、まさに日本代表のゴールキーパーだと思います。

まず、選抜で若島津が出場し、シュナイダーのシュートで、肩を痛め、途中交代。

そこに、交代で入る、森崎。しかし、シュナイダーの真意は若林を試合に出場させること。

シュナイダーは、同じシュートで、森崎の顔面めがけシュートを打ち、森崎もろともゴールに突き刺します。

当時の僕は思いましたが。「かなりえげつないシュート」と感じました。所謂、病院送りのシュートだからです。しかし、シュナイダーもしっかり真意があり、「俺が日本に来たのは、若林からゴールを奪うため」この名セリフのオンパレードがこの映画の見所でもあります。

映画も含め、キャプテン翼でここまでゴールキーパー含め交代が多かった試合は、過去に無いからです。

そして、案の定、交代枠がギリギリで若林が出れない中森崎が、ボール恐怖症になりヨーロッパ選抜のシュートがガンガン入るようになり、最後のシュナイダーが放つシュートが森崎を襲います。

そして、逃げようとする森崎に若林が「お前は全国優勝した南葛FCのゴールキーパーじゃないのか?」という名言で、自分を取り戻し、石崎並みの顔面ブロックでシュートを防いだシーンは

本当のこの映画の見所の重要な部分だと思います。個人的にも非常に感動したシーンです。

ゴールキーパーの入れ替わりが素晴らしいのもこの演出があってこそだと思います。

若林と日向登場の演出が素晴らしい

映画中で、思ったのが、今作は、翼が主人公というよりも、若林と日向が主人公だと思います。

理由は、まず若林の出場シーン。森崎が負傷で倒れ、若林が審判の注意を無視して試合のピッチの立とうとするシーンは、名シーンだと思います。

そこに、スタジアムで見ていた、片桐とサッカー協会の会長。

そして、スタジアムからは、若林を出せと若林コール。

片桐の名セリフ「あなたは、この観客の気持ちを無視するおつもりですか?」

そこに、スタジアムに流れる交代のアナウンス。「森崎君に変わり若林君が入ります」

この当時の映画を知ってる人は、多分忘れれない名シーンだと思います。スタジアムのファンと

気持ちがサッカー協会を動かした瞬間で見てる人も「おー」と声が出た人は多かったと思います。

そして、途中出場で出て来た若林は、見頃シュナイダーのシュートをキャッチ。

映画中の見せ場の一つだと思います。そこに、行方不明だった日向も現れ観てる人のテンションはかなり上がったと思います。

ここで、名シーン二つありました。沢田がスローインで、周りを見てる時に「日向さん」の一言で日向登場。

そして、ピッチに立ち、翼に「この借りはグランドで返す」と言い放ちセンターラインでボールを受けた瞬間、超ロングシュートで、フェフナーが一歩も動けずボールをゴールに突き刺すシーンは頭は離れない人は多いと思います。

この映画、本当に珍しく主人公の翼よりも、若林や日向メインでストーリーが始まり完結するので

かなり新鮮な映画じゃないかと思います。他の作品と比べても、ここまで翼メインじゃないキャプテン翼も珍しいと思る作品です。そして、なおかつそれがうまく噛み合ってて僕は、結構推しちゃう作品の一つです。

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他のレビュアーの感想・評価

原作にはない貴重な中1時代の翼たちの物語

既視感が強い作品この作品は約1時間の尺でよく色々なエピソードを織り交ぜて充実した内容になっていると感心する一方、公開された当時どういうわけか前作のヨーロッパ大決戦に比較すると物足りなさを感じた。それはなぜか?理由は、詰め込まれたエピソードに斬新さがなく、既視感を感じたからだろう。危うしというタイトル通り、今回はヨーロッパ選抜がわざわざ日本に遠征に来てくれたというのに、万全のメンバーで試合に臨めないという問題が発生する。しかし、その理由はほとんど原作のエピソードの焼き直しで、観たことがあるエピソードばかりなのである。若林が所属の問題からそく全日本のメンバーとして受け入れられないという展開は、原作の全日本ユース編のトラブルとほぼ同じである。また、日向が疾走して沖縄に勝手に修行に行ってしまうのも、中学生編の失踪と重複する。しかも驚くべきは、日向が半年も沖縄にいたらしいが、私学で半年も欠席して、...この感想を読む

4.34.3
  • tamamatamama
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  • 2209文字
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