あさが来たを見た後に気になった所を考察してみた - あさが来たの感想

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あさが来た

4.504.50
映像
4.60
脚本
4.45
キャスト
4.55
音楽
4.75
演出
4.60
感想数
2
観た人
2

あさが来たを見た後に気になった所を考察してみた

4.54.5
映像
4.5
脚本
4.5
キャスト
4.5
音楽
5.0
演出
4.5

目次

子供が少ないと感じた

嫁ぐことになった家は地域内ではかなりの規模を誇る両替商。店もそれなりに繁盛していて、伸び盛りで更に石炭を掘る鉱山まで取得したため、商売は軌道に乗っていたと判断できた。ただ、あさの子供は1人だけだったので少し驚いた。この当時の家庭の子供は、2人から4人くらいいるのが当たり前のような雰囲気があったので、やや意外な気がした。

その理由を探ってみると、当時の人々とは程遠い行動が原因に見えた。江戸から明治のかけての人々は、主に夫がお金を稼ぎ、妻が主婦となり家を守るのが一般的だ。ところが、夫は仕事を全くせず風変わりなことをして生活していた。妻であるあさはその逆で日々懸命に働いていたので、周囲の人からは、おかしな視線で見られていたことが想像できる。しかも、夫は夜遊びにも夢中になっていたため、め、仕方なかったのだろう。

子供が多い設定も当初は予定していたのかもしれない。ただ、夫婦の状態からすれば、それはあり得ないとスタッフが判断したのだろう。夫婦仲は円満ではあったが、お互い寝る場所が違っていることも多かった。

夫が良く持っていた巾着袋の中身とは

登場すると必ず手にぶら下げていたので、何を入れているのかやや気になった。特に夫が九州へ訪れたシーンは、持ち物がこれ1つだけだったため、中身を見てみたいと感じた。ただ、残念ながら、ドラマ内では中身について触れている所は出てきていない。

おそらくだが、袋の中には財布や身分を示す何か、などが入っていたと考えられる。両替商の息子なので、財布の中身は沢山のお金が詰まっていたと予想できる。身分証については、店の名前が書かれた何かが入っていたはず。あと、この当時は旅行をする際に証明書が必要だった。各地の県にある役場に提出するともらえる証だ。これらが袋の中に入っていたと思う。

普段から身だしなみに気を遣うタイプだったので、鏡と櫛を入れていても不思議ではない。また、九州へ向かう時は長旅になるので、おにぎりや水筒を袋に入れた可能性もありそうだ。

最後の場面にやや疑問

髪が白い時に亡くなったはずなのに、黒い頭の夫が登場したのにやや驚いた。髪の色から察するに、夫の姿はあさの想像から生まれた産物かもしれない。この時の朝は老年に達しており、仕事からも足を引いていたため、良いお婆ちゃんとして暮らしていたようた。なので幻を見た原因は、夫に逢いたい気持ちによるものだと思う。ドラマ内で心の支えとなっていた人物なので、あり得ることだ。

夫があさを迎えに来たのかもしれないが、この時は孫にも囲まれて幸せだったので、そうではないと言る。

姉が長生きをした

姉とのやりとりが面白かったので、ネットで作品のことを自身で調べてみた。すると、姉は実際にいたみたいだが、早くに亡くなっていることが判明。

これはオリジナル要素を含めた結果なのだろう。ドラマでは時々、サイドストーリーのような物を入れることもある。この姉一家の話が、それに分類されるのではないかと考えている。

姉達は一度は落ちぶれたが仕事に励んだ結果、見事に農家として再起した。これは、見ている人達に失敗してもやり直せるんだ、という気持ちを抱かせた気がする。なので、この部分も視聴率が高かった要因に見える。

このサイドストーリーを人気化させるには、姉を長生きさせることが必要不可欠。仮想の話ではあるが、視聴者を引き込む要素が詰まっていたので、見ていて面白かった。特に夫や意地悪をしていた義母が亡くなるシーンは、見ていると悲しくなり涙が出てきたので、泣かせ所も心得ていたようだ。また、姉の子供があさの店で働く場面も共感できた。

井戸の深さはどれくらいなのか

姉が井戸に落とされるシーンがあった。やりそうな気がしたので内容には納得できたが、生きているののは予想外だった。昔の井戸は結構深いため、落ちると亡くなる人が多発したので、生存できたのは運が良かった。とはいえ、元々生きるように設定していたと気もするが。

井戸の深さも気になった。姉が井戸の底で身体を起こし上を見上げた場面では、約5mほどありそうに見えた。現代のように機械を使って掘る技術はないはずなので、全て手作業で完成させたと予想できた。

あさの給料

作品内では会話として出てこないので全て想像になる。嫁いだ当初は奥さんという設定だったため、無収入で働いていた可能性が高そうだ。ただ、周囲に移動する費用や食費などは、全て店側が出していたため、お金を頂く必要はなかったのかもしれない。

あさが店内で、社長に近い役割を果たすようになった時に、ポケットマネーからお金を出そうとした場面があった。正しい数字は分からないが、かなりの規模のお金をもらえていたのだろう。

給料をもらえるようになった時期は、九州に行くようになった辺りだと見ている。その頃は、商売人として認めてもらえていたので、時期的に丁度いい。

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他のレビュアーの感想・評価

美化されてはいたが演出でカバー

主人公の描き方自分で茨の道を選んだんだからと、逆境にもへこたれずに信念を貫き目標を達成する奮闘ぶりが目立っていたが、あまりにも破天荒で型破りな人物像だった主人公に、視聴者は共感しづらいのではとの印象を受けたが、「柔らかい心を忘れない」という一つのこのドラマのテーマが随所に埋め込まれたエピソードが、結果的にあさという主人公を引き立てていた様に思う。夫婦愛の描き方主人公が嫁いで来た頃は、女として全く相手にしていなかった夫が、主人公が新撰組に啖呵を切った事がきっかけで「惚れ直してしもた」と認め始め、家を放ったらかして仕事に夢中の主人公を、最期まで理解し見守り支えるよき夫として非常に美化された夫婦愛を描いている様に思った。いくら働く嫁さんが好きとはいえ、あんなに夫婦の時間を後回しにされて病気で余命わずかになるまで「夫婦の時間」を犠牲にしてきた事に本当の意味で気づかなかったあさへ、何故あんなにも...この感想を読む

4.54.5
  • こぴこぴ
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