未婚女性も既婚女性も、みんな自由に自分の人生を楽しもう！と思える作品 - 結婚しないの感想

作中で最終的に誰も結婚の道を選ばなかった「結婚しない」ですが、とてもおもしろかったですね。

このドラマを視聴したことをきっかけに、わたしが考えた結婚にまつわるあれこれ、そもそもなぜ結婚しなきゃいけない「結婚宗教」的雰囲気が日本にあるのか、結婚しないメリットについての考察をまとめてみました。

 

なぜ結婚しなきゃいけないの？そろそろ「結婚教」から解放されてもいいと思う日本女性

ドラマの中でも、主人公たちが親や周囲の人々から結婚まだなの？的なプレッシャーに追い立てられている描写がありましたが、どうしてこんなに結婚、結婚とみんな騒ぐのでしょうか？

「負け犬」という言葉が過去、流行りましたがこの負けというのも、確か未婚女性のことを指していたように記憶しています。

日本は島国だったので、諸外国とのお付き合いも少なく、さらに鎖国を実行していた時代もありますし、とにかく「みんな同じ」であることを極力望む国ですよね。

なるべく同じように均一化をはかり、製造ラインに乗れなかった異端者のことは皆で後ろ指を指しましょうという風潮を感じます。

思想を統一し、皆同じ向きを向かせることで国を統治発展されてきたのだろうと思いますが、女性は結婚して「幸せになる」っていう猛威力の刷り込み、もういいんじゃないだろうか…と思いますね。

少し前は、結婚して専業主婦になることが女性の夢というか、鉄板の絶対的幸せみたいに、まるですごろくのあがり地点のように言われていましたが、今は結婚してもお仕事を続けられる方、経済的に続けないとならない方が多くなりましたし、自分の仕事はあるは、奥さんということでなんだか家事は降りかかってくるはで女性が持つ結婚へのメリットって実はあんまりないんじゃないの？と感じていました。

そこへ、タイムリーに放送されたのがこのドラマだったので、個人的にはいいぞ～！結婚教取り払ってくれ～と応援しておりました。

ただ、このドラマを既婚男性である知人は「負け犬相手への点数稼ぎだ」みたいに揶揄していたので、結婚を選ばない女性たちにはまだまだ厳しい偏見の目をあびなければいけないんだなとがっくりしました。

 

結婚しないメリット、恋愛も仕事もとにかく自由で身軽！

ここからは作中のように結婚を選ばない女性たちのメリットを考えてみます。

 

＜結婚を選ばない女性たちのメリット3つ＞

 1恋愛に対してとにかく自由である！

いつどんな人とお付き合いしても、別れても同棲しても、時に複数と同時進行の恋愛をしていても、法にふれることはなくまったくの自由ですよね。

結婚という契約を結んでしまうと、絶対に相手を変えられないということはありませんが、離婚の手続きや実行はなかなか手間がかかります。

さらに、既婚者がパートナー以外との恋愛行為を行った場合、民法にふれてしまい、公的な罪になってしまうわけです。

 

2仕事に対しても自由である！

転職しても、退職しても、働かなくても起業しても、とりあえずは自分のことだけを考えたらいいのでとても自由です。

既婚者が転職できないかというと、そういうことはありませんし、本当は既婚者も仕事に関しては自由にふるまえるのですが、起業したいなどといいう意志がパートナーにすんなり受け入れてもらえるかどうかはわかりません。

また、結婚していると、「結婚している身で〇〇するのはちょっとどうか」という制約が自分の中で常についてきてしまうので、いろんなことに挑戦しにくくはなると思います。

キャリアアップの計画も、比較的たてやすいだろうし、遠隔地（海外含む）での勤務も自分が良ければ挑戦しやすいんじゃないかなと思います。

 

3人付き合いに関しても自由である！

これも絶対にしなければならないものではありませんが、結婚すると親戚づきあいという厄介な？ものが発生します。

金銭が絡むトラブルに発展することもありますし、どうしても合わない人でも戸籍上縁が切れない間柄にはなってきます。

自分が参加したくない集会でも、パートナーがどうしてもという場合、相手の顔をたてて参加することもあるでしょう。

 

未婚女性も既婚女性も、みんな自由に自分の人生を楽しもう

こうして、未婚女性のメリットや結婚のデメリットなど考察してみましたが、書きながら「結婚しているから／いないから」という枠に逃げ込んで自分の本当にやりたいことから遠ざかってしまう場合は結構あるだろうなと思いました。

反対に、結婚していようがしていまいが、自分がやりたいと本気で決めたことはやれるし、やりたくないと決めたこともまたやらずに済むことは多いですね。

本作の魅力的なキャラクターたちのように、結婚という枠や固定概念にとらわれずに自分がやりたいことに挑戦、やりたくないことは排除して、（やりたくないけどやろうかなということはそれはそれで腹をくくって）人生を楽しんで行こう！と思えました。

以上、結婚しない、についての考察でした。