世界観がいい
兄弟の絆が試される
兄弟で力を合わせるっていうのがこの作品の肝の部分になってくると思うんですよ。何せ四人の力がないと世界が救えないんですから。って言ってるのにエドモンドは白い魔女にそそのかされちゃって敵側についちゃうし(汗)他の兄弟のなかでこの子が一番間抜けなのかもしれないなんて思っちゃいました。なんて言うかその場が何とかなればいいや的な?正直嫌いなタイプだったんですよ。でもアスランもいい人?っていうかいいライオンですよね。そんなエドマンドでも自分の命を犠牲にしてでも助けたんですから。 エドモンドみたいな卑怯者でもナルニアを救うためには必要な存在ですからね。私的にはいくら兄弟でもちょっと受け入れられないですね。ピーターたちもよく許したなと思いましたね。でもペベンシー兄弟って勇敢というかなんというか勇ましいんですよね。特にルーシーは小さいながらも結構勇気があるっていうか、まだ幼いから好奇心からくるのか、それともルーシー自体がそういうことに関してそんなに抵抗とかがないからなのか。誰よりもナルニアの人たちと仲良くなろうとしてたっていうか。優しいっていう表現の方が正しいんですかね。ペベンシー兄弟って結局みんな仲がいいというか強い絆で結ばれているのがよくわかりました。エドモンドも最初こそちょっと印象悪かったですけど、ピーターと肩を並べて戦っている姿は頼もしいなとおもいましたね。最初の印象からグッと好感度上がりましたね。やるときはやってくれるやつだったんですね!っていうか疑問だったのはエドモンドだけ武器もらってなかったような…?やっぱりその場にいなかったからもらえなかったんですね。いたらどんな武器がもらえてたのかちょっと気になりますけどね(笑)
アスランとルーシーの関係
この二人は特別親しかったというか、アスランも他の兄弟よりもルーシーを気にかけていたような気がするんですよね。もしかしたらアスランはルーシーに惹かれていたのかも?ルーシーもアスランに恋していたのかも?最初はルーシーが一番下だし、まだ幼いからなんだと思ってたんですけど、見ていくうちにそんなことないなと思ったんですよ。むしろ他の兄弟と対等に見ているようにさえ感じましたからね。だからそう考えると純粋にお互いそれでも惹かれ合ってたんじゃないかと思うんです。でもライオンと人間が恋に落ちるなんてそれこそファンタジーですよね。ただ私的にはこの二人はあわよくばくっつくんじゃないかって思っちゃいますね。それくらいこの二人の関係性が何とも言えないものがありましたね。
白い魔女なのに…
見るからに雪の女王って感じなんですけどね相手を凍らせるんじゃなくて石にするっていうのが謎っちゃ謎でしたね。なぜに石?メデューサ的な要素も盛り込まれているのか?何て思いながら見てたんですけど、結局分からずじまいでした。そして何となく思ったのは、エドモンドをそそのかしてたけど、もしかしたら自分と一緒にいてくれるかもしれないと思ったんじゃないでしょうか。きっと彼女も寂しかったと思います。ずっと一人でいるのって耐えがたいことだと思うんですよね。まぁ、彼女の場合は自分でその状況を生んでるからなんとも言えないんですけどね?でもきっとエドモンドには何か感じるものがあったんだと思います。アスランとルーシーみたいに特別な何かがあったんじゃないかと勘ぐっちゃうのは私のいけないところだとは思うんですけどね。どうにもそういうところを見ちゃうんですよねー。それかもしくはただ単にエドモンドが利用しやすそうな感じだったからかですね。どっちもあり得るっちゃあり得るんですよね。 というか彼女ももうちょっと周りを見ればいいのにとか思っちゃいましたね。アスランも好戦的な人ではないから話し合えばわかってくれると思うんですけどね。そうなれば別に支配するとかそんなこともしなくてもよかったと思うんですけどね。やり方が不器用っていうかなんていうか。ちょっと自己中心的なところがあるなって思いましたね。きっともっと他にやり方はあったのに恐怖で支配しても誰も幸せにならないし、彼女自身も満足はしないと思うんですよ。
映像の迫力がすごい
なんといっても映像のクオリティがすごいんですよね。さすが海外映画だって思うほどド迫力な演出でしたね。まず、アスランがほんとのライオンを使ってるみたいに自然だったんですよね。たてがみの揺れる感じとかものすごいリアルでしたもん。あとは言わずもがなクライマックスの戦闘シーンですね。海外映画って戦うシーンにものすごく力をいれてる気がするんですよね。だからどの映画も結構ハイクオリティなんでしょうね。
ペベンシー兄弟って…?
結局普通の兄弟じゃなかったってことなんですね。アダムとイブの子どもたちっていうことはそういうことですよね?だってご両親も一度も出てこなかったし。そう考えるとこの兄弟の出生が気になっちゃいますね。たまたまにしてもおかしいですからね。そんなうまいこと衣装ダンスをみつけて開けて・・・何てことあるわけないですからね。それにアダムの息子2人、イブの娘2人って数もちょうどいいですし。ってことはもしかしたら四人のご両親ももしかしたらナルニアに関わりがある人たちだったとか・・・?そう考えるとまだ納得できるんですよね。だって普通の家庭に生まれた子がそんな風に全員まとめて選ばれるなんてあるわけないですからね。そんな奇跡が起きちゃうなんてすごいことですよ。
ラストがまさか・・・
皆がそれぞれ王になってナルニア国に平和が訪れて終わり!なのかと思いきや最後のオチはまさかと思いましたね。だってまた衣装ダンス見つけて開けちゃうんですもん。しかも開けたら時間は進んでなかったっていうのがまた不思議なんですよね。皆せっかく大人になったのに元の姿になっちゃったんですもん。ましてやそこから何か展開があるのかと思いきやそこでエンディングが流れちゃうっていうまさかまさかのラストですよ。開けなきゃよかったのに開けちゃうんですもん。ルーシーやってくれるなって思っちゃいましたね。せっかく平和になったのに王様が一気に四人もいなくなるなんて・・・それじゃまたどっかから侵略されたりしてまた危ない感じになっちゃうじゃないですかね。ましてやまた戻ってこれるならまだしも戻ってこれないっていうのがまたどうなんだって話なんですよね。そしたらまた違う子たちがナルニアが危機に晒されたときに救世主として呼ばれるってことなんですかね。そうなったらまさに無限ループじゃないですか(笑)
でも最後にみんなで現実世界に戻った時はどことなくホッとしたのもあるんですけどね。ナルニアにいたらまた危ない目とかに遭うかもしれないってこと考えたら現実世界の方がまだ安全ですからね。いやでも第二次世界大戦中だからどっちみちどっちも危険は危険なのかも・・・?それでも直接危険な目とかに遭わないだけそっちの方がいいと思うんですよ。なんせ王様だったら命狙われたりもあるかもしれないですからね。でも四人が成長した姿はものすごく頼もしくて王様らしいなと思いましたね。やっぱりいろんなことを経験すると強くたくましく育つものなんだなっていうのがよくわかりましたね。今まであんまり洋画とか見てなかったんですけど、これはすごい最初から最後まで真剣に見ることができましたね。
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