個人的には、大好き
なぜか、この一作目は人気がなかった
このナルニア国物語、実は映画をやった当初、あまりにも駄作を言われ、人気が全くありませんでした。
勿論、ハリーポッターのようにこれも本になってるお話なのですが、理由は、正直僕には理解できませんでした。
僕は、映画館に行って(当時アメリカでこれを観ました)実際に音響を含め肌で感じたくて行ったのですが。
うん?どこが人気がないのかな?とは思いました。理由は、普通に映画館は超満員だったからです。
そして、実際に映画が始まると「えっ?どこが駄作?」と思いました。演出を含め最新のハリウッド技術が結集してましたし何より、音響含め素晴らしいと感じたからです。と言いますか、これを観た方で何が駄作なのか教えて欲しかったくらいです。
レビューなど見ると、本とイメージが違うなど・・・。色々見ました。しかし、映画はそのくらいじゃないととは個人的には思います。
背景には、かなり知られていない俳優陣ばかり。僕が見た限り、個人的に観たことある女優もティルダ・スウィントンくらいじゃないかと思います。この女優さんは、ベンジャミンバトンの奇妙な人生(ブラッドピット主演)の映画でも出てたので知ってる方が多いはずです。
ただ、この女優さんを抜いても子供の俳優じゃ女優陣含め演技も最高だと感じました。なぜ、人気がなかったのか?理解に本当に苦しみますね。その背景のおかげで、2作目が次の年(ロードオブザリングと同じ間隔)に作られる予定でしたが、ハリウッドでお金が集まらず無期限の延期になったのは当時のニュースでも大きく流されたと思います。
そして、結局第二章が上映されたのも、3年後の2008年でした。(ギリギリ、ウォルトディズニーピキュチャーが配給をしてたので良い映画には仕上がってました)
ここら辺だけ見ても背景でこんな名作なのに興行収入だけで判断され制作延期という、少しいわくつきの映画になったことでも有名ですね。
ストーリー展開が早くて素晴らしい
とにかくこの映画、一章ごとに映画内容で、非常にテンポが良いです。
例えば、ロードオブザリングや、ハリーポッターなど、数々のシリーズ化している映画はありますが、どのお話もとにかく一章のお話がだらだらしがちです。
ストーリーを進める上でその物語のスタートラインなのはわかりますが、あれなら映画館で観るより自宅で観た方が良いと感じる人は多いと思います。
しかし、このナルニア国物語第1章は、かなりテンポよく話が進みます。だらだらする部分はほとんどありません。
数分ごとに何か大きかアクションが起きます。例えば、クローゼットにはいれば雪国に通じていたとか、そこからすぐに魔女が登場して接触するなど。(本来、こういうシーンは、シリーズ変だとかなりだらだらした後に来る場合がほとんど)
なので、観ていて暇しないのもこの映画の一つの魅力だとは思います。
それに、イギリス人兄弟がすぐにアスラン王に接触するまでも非常に早いです。
本来、このお話のアスラン王は、なかなか出てきてはいけない設定のはず。理由は、絶対的王ということと、お話の主人公は、このイギリス人兄弟が、ナルニア国に迷い込み魔女と戦うために、
アスラン王に力を借りるといういわゆる設定。しかし、接触が早いので、後々の話のオチは見えてきますが、これは大人と子供も両方観れるという設定で作ってるとは思うので、(理由はウォルトディズニーが配給会社だからです)そう考えると、早めにメインの登場人物を出して、
「だらだら感を出さずに飽きずに最後まで観せる」という点では、満点な展開じゃないかと個人的には思いました。
CG技術が素晴らしい
この映画の何と言っても特徴的なのは、その当時にしては、最高のハリウッドが生んだ最新のCGを使ってるところだと思います。
この映画、チェコやイングランドで撮影してるようですが、それだけでなく、一番評価されるべきなのは、そのCG技術です。
魔女の氷での防壁や、シロクマの家来など、すべてCGなのですが、本当にリアルですごいです。毛並みなんて本物そっくりです。日本でも、東京ドームでそのアミューズメントパークを少しの期間限定でしてたくらい、そのCG技術は凄かったんです。。
今の時代だと、最新のCGを使われてるのは、マーヴェルの映画(アイアンマンやX MANなど)だと言われてますが、このナルニア国物語第1章を作った当初は、最新でお金かけてCGを使ってたのは、
この映画と、ロードオブザリングだけじゃないかと思います。そのくらい力を入れて作ってた作品だったんです。
細く入れてしまうと、ロードオブザリングとナルニア国物語を比べると、残念なことに興行収入などすべて置いてまけてしまいますが、個人的には、このナルニア国物語に僕は軍配をあげますけど、賛否分かれるかも知れませんね。
理由は、これも補足ですが、ロードオブザリングのファン層は、どちらかというとスターウォーズのファンに近い形なので、少し特殊と感じました。(本国アメリカでの印象)
しかし、ナルニア国物語のファン層は、ディズニー映画が好きなファン層なので、これも全然違うんですよね。
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