笑いが絶えない
設定がうまい
まさかの主人公が雑魚キャラという設定には最初は驚かずにはいられなかった。何をやってもダメで、そして正直なところは見ている人は親近感が持ちやすいと思う。また、テストの形式が現在の日本の中高のテスト形式と変わらないため、とてもなじみやすい。「そんな問題ぐらい分かれよ」という突っ込みを入れたくなる人も大いに違いない。そんなユニークな主人公の設定には感心する。
さらに周りのキャラクターも一言でいうと「変わっている」と思う。なぜか、数学だけがずば抜けている女子、なんでもできるのに最底辺にいる女子。非常に設定がうまし。普通ならば数学は女子が苦手科目にしている人がほとんどいって相違ない。むしり国語、英語が得意な人が多いと思う。そんな中でも日本語の数学が分からないという独自の設定は非常に魅力的である。一方でなんでもできる女子、「なぜお前が最底辺にいるんだ」というキャラクターも見ていて非常に興味深い。いつも、笑っていてどうみても頭がよさそうな秀才女子には残念ながら見えない。しかし、ペンの動かすスピードと集中力が人間を超えているところはもう、「勉強の神」と名づけていいのではないかと思うほどだ。
独自の笑いシーン
このアニメでは、なぜだか分からないが真剣なコメントを言うときに、そのキャラクター光る。とにかく光る。光りだすシーンとそこに映っているキャラクターを見て、すぐに笑いのシーンだと認識できる。特に主人公に対してそのようなシーンが多く取り上げられているところは魅力的である。そこにこのアニメだから表現できるシーンが隠されている。
負けん気
このアニメで注目してもらいたいのが最底辺のクラスが上のクラスに勝っていくところである。どんなに落ちこぼれでも、バカでも一つの才能と特技があれば勝負できるのでということを笑いを交えて教えてくれてると思う。これを見ている子供の中には、もしかしたら勉強が苦手な子が含まれているかもしれない。そんな子供たちに特技を見つける大切さ、一つでもいいから勝負できること見つける大切さを教えてくれていると思う。もちろんそれは勉強に限ったことではない。戦略を考えるのはこのアニメの中では主人公でないことは分かると思うが、自分がそのようなポジションをとることでチームやグループの中で役に立つということも教えてくれている。それらのシーンを見て、笑いながら、知識を得ながら、かつ自分の役割を考えながら楽しめるアニメだと私は考えている。
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