爽快感のあるドラマ - マザー・ゲーム～彼女たちの階級～の感想

ダメ夫オンパレード！！

主人公の元夫は自由人すぎでお金にもだらしないですが、他の夫も難ありだらけ。職場に愛人を作っておきながら妻にはだめ母親呼ばわりする夫。この夫婦の設定は、女性が子供をもつと今の時代も社会進出を阻まれる。ということをうったえている気がしました。仕事ができても子育ての負担はほとんどが女にふりかかってくるってね。子育ては夫婦二人でするものなのになぁ。姑からひどいモラハラを受けている妻を見て見ぬふりする夫。姑の仕打ちに夫だけでなく、娘までも冷たい視線を送っていたので、まさに家のなかに味方なしな状態。自分なら絶対離婚だ！と思いました。妻には優しいが、家には逆らえない夫。などなど。見ていてなんだコイツ！ムキーッ！と何度もなりました。女性目線だと、ダメ夫を誰かに置き換えて楽しめそうです。唯一神谷さんの夫恭二さんだけが普通で幸せそうかなと思いました。設定の年収も750万だから、嫁のギャンブル依存症がなけりゃどっちかっていうと裕福なはずですよね。うちの収入よりはるかに多くて羨ましいです。主人公はあのお弁当屋で年収250万だそうです。かなり売れてる気配ないですが、そんなに年収あるのかなとちょっと疑問でした。

不倫、お受験…と一見ドロドロしそうだけど爽やか

芯の強いシングルマザーの主人公に救われてドラマの最後はいつも爽やかな締めくくり。シングルマザーが題材のドラマって、仕事と子育ての両立で悩んで暗い内容が多いけど、このドラマはわりかしあっさりめに描かれてます。お受験戦争でガチガチなママ友が、主人公から影響を受けて変わっていくところがみどころです。まぁもともと主人公はお受験関係なく、保育所に入れないから仕方なくこの幼稚園に入ったわけですが。保育所に子供をいれて働いている私は、可愛い子役の演技にもたまにホロッとさせられちゃいました。

お金持ちの生活と苦悩が垣間見れる

家に行商を呼んじゃう、豪華なホームパーティ等庶民にはありえないシーンがいっぱい出てきます。行商ってすごい…私は店を何軒もはしごしたりして安いものを探すぐらいなのに、家に持ってきたものだけで買い物って。そりゃお店も値のはるものしか持ってこないでしょうね。華やか～と思いつつも、大きなお家の名前をしょっているだけに、小さな子供でさえ選択肢の限られた窮屈な生活を強いられているという悲しい現実。庶民からすれば、お金があれば好きなことができていいな。っと単純に思いがちですが、そうじゃないんですね。