崖っぷちから見えてくる幸せ - BUZZER BEAT 崖っぷちのヒーローの感想

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BUZZER BEAT 崖っぷちのヒーロー

4.004.00
映像
3.50
脚本
5.00
キャスト
4.50
音楽
4.00
演出
3.70
感想数
1
観た人
2

崖っぷちから見えてくる幸せ

4.04.0
映像
3.5
脚本
5.0
キャスト
4.5
音楽
4.0
演出
3.7

目次

テーマについて

まず、ブザービートとは試合終了のブザーとともに

シュートが決まることである。

自分も少しバスケの経験があるが、

恥ずかしながらのこのドラマを見るまでは

この用語を知らなかった。

だが、詳しくはブザービートというのは

造語のようなものであり正確にはブザービーター

と言うらしい。

このように全く興味が無かった、未経験だった

人はもちろん少し経験がある人でも

ドラマというのはそのタイトルによって

自然と意味を知らされたり、興味を持たされる

ものだとこのドラマによって思った。 

人物像について

主人公の直樹は社会人のバスケットチーム

に所属しておりプレッシャーに弱い。

試合でなかなか結果が出せずにいたため

付き合っていた菜月との結婚に踏み出せずにいた。

直樹に対しての印象は、一見バスケットも

恋愛も上手くいっていて幸せそうな男性に見える。

だがプレッシャーに弱いというキャラクターと

24歳と言う設定からどこか、ゆとり世代の特徴

であるあまり積極的ではないところや、

いざと言う時のメンタル面の弱さを

表しているようにも思えた。

ブザービートの好きなシーン

それは、第6話の直樹と莉子のシーン。

直樹はアークスの合宿中である夜

莉子と電話をし、莉子はとても耳が良く

直樹が泣いていることに気が付く。

その時にはすでに莉子は直樹に好意を

持っていたため、すぐさま合宿の場所に

駆けつけ翌朝、朝練をしている直樹に会う。

自分が思うに好きな人との電話は

とても心地よくて安らぎの時間。

そんなときの違和感はとても気になるし、

いてもたってもいられなくなる莉子の

気持ちは、恋をする全女性視聴者の

気持ちを代弁するかのような

行動であったと思う。

一方で直樹は、付き合っていた菜月に

別れを告げた後で気持ちはまだ

菜月のことが嫌いになった訳ではない。

だが、好きだけど別れるという決断を

した直樹は前向きで格好いいと思った。

自主トレ中に直樹と会った莉子が

直樹に抱き付き、床に倒れそのまま

キスをしそうになるが直樹のアラームが鳴る。

この場面は、誰が見てもドキドキする

ところだと思う。

好きな人を思ってただ一心に駆けつける莉子と

大好きだった人と別れて前に進もうとする直樹の

ピュアだけど熱い抱擁がとても眩しい。

アラームが鳴ったときは、夢から覚めるかの

ような寂しさに思えた。

またそのあと莉子に何かあったか

聞かれたときに、菜月と別れたことは

告げずに、プライドは守ったと言った

直樹の男らしい言葉にドキドキした。

数多く胸キュンシーンがあるが

このシーン以上にドラマのこれからの

展開の移り変わりを期待させるシーンは

ないと思うほど重要だと思った。

固い絆

ブザービートは、恋愛やバスケだけでなく

友情も描かれている。

ヒロインの莉子と生活を共にする麻衣は

柔らかい印象とは対照的で厳しくもあり

しっかり者である。

そんな莉子と麻衣のやり取りの中で

お互いの恋愛について語り合ったり

一緒に怒ったり泣いたりする場面は

女友達同士であれば、誰にでもあるような

経験で、学生時代を思い出すような

懐かしさと親近感があった。

好きな人を忘れられない辛さ

直樹に別れを告げられた菜月は

別の人で寂しさを紛らわせたり

莉子に近寄ってみたりするが、

その行動に少し可哀想に思える。

元はと言えば浅はかな気持ちで浮気を

してしまった菜月が悪いが、

いつまでもプロポーズを先伸ばしにした

直樹にも責任があるように思う。

大好きだった人に別れを切り出され

失ってから大切なことに気付き、

やり方は間違っているかもしれないが

健気に取り戻そうとする菜月を応援

してしまう自分は、弱者に優しくしようとする

典型的な日本人の心情を持ち合わせている

のだとわずかながら思う。

また、最終話で菜月のことがずっと好きだった

宇都宮にデートに誘われるが、やはり

本当に大切にすべきものは意外と身近に

あるものだと思えた。

恋は人を強くする

最終話で、直樹と莉子がそれぞれの夢を

目指して暫く離れるが、その時に莉子は

携帯すらも解約してしまい、当時学生の自分には

そんなことをしてしまう莉子の気持ちが

分からなかった。

だが、大人になってそれなりに恋愛もし、

改めてこのブザービートをみた時に、

何となく莉子の気持ちが分かった気がした。

自分の推測だが、携帯があるとその時に

作業を邪魔されてしまったり

集中力が切れてしまったりする、

これが一般的な考えだが、莉子は

自分を追い込むことでモチベーションを

上げることができる、また恋愛に

気を取られてバイオリンをおざなりに

したくないそして相手のせいにもしたくない

と言ったところだと思う。

結果携帯を解約し、周りとのコミュニケーションを

必要最低限に抑えることで夢に向かって

集中できたのである。

だが、現実では携帯を解約して夢を選んだ

女をずっと待つことの出来る男など

居るのだろうかと思うのが正直なところだ。

ラストシーンのフリースローで

莉子が直樹に向かって一喝し、

シュートを見事に決める所は

まさにこのドラマのキャッチコピーである

恋は人を強くするという言葉に

ピッタリである。

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