キュンキュンしまくり
出会いからキュンキュン
もうこの漫画はとにかく胸キュン要素がたっぷりでしたね。私なんて爽歌と輝の出会いからしてキュンキュンしてましたからね(笑)あんな風に屋上で出会っちゃたら運命的なものを感じちゃうのも無理ないと思いますよ。というか皆純粋だから心が洗われるような思いでしたね。同じ高校生だったんですけど(笑)輝は間違いなく爽歌に一目惚れだったでしょうね。なんせ演技している彼女は普段の大人しさからは想像できないくらい魅力的になりますからね。爽歌の方は演技している姿を見られたからそれどころではなかったでしょうけど。でも爽歌の方もこの時点で輝に惹かれていたと思います。
爽歌のギャップがすごい
普段の爽歌はものすごく恥ずかしがりやで口下手でとても人前に出るようなタイプじゃないのに女優を目指しているっていう時点でかなりギャップを感じました。そういう子っていざ人前に出るとあがっちゃって何もできなくなるとかなりそうなのにこの子は違いましたね。むしろ普段何でそんなにおとなしいんだってくらい舞台とかに出ると別人のようになりますね。ガラスの仮面のマヤみたいな感じできっと演技の神様に愛されているんでしょうね。やる約やる役で全然印象が違うのでもはや天性の才能としか言いようがないと思います。でもいつもの爽歌に戻るとすぐに顔を真っ赤にしてわたわたしちゃって、うまく伝えられない不器用さもあってもうこのギャップに萌えましたね(笑)きっとそれだけ演じるっていうことが好きなんでしょうね。女優になるべくして生まれてきたと言っても過言でないと思います。何せずっと女優をしてきたエリカですら認めちゃうくらいの実力の持ち主ですからね。これはもう見た人たちを魅了しないわけないと思います。というか爽歌の演技を見て彼女に惚れちゃう男性が後を絶たないと思います。
皆可愛い
何といってもこの漫画に出てくるメインキャラの4人がそれぞれ可愛すぎ。爽歌はもう言うまでもなくかわいいけど、輝も爽歌に一筋!って感じがすごく伝わってくるし、何よりあの笑顔がもう私のハートを射抜きましたね。バスケ部なのに身長が小さいっていうのも可愛いし、爽歌のことになるとすごく一生懸命になるところがもういじらしいったらないですね。でも可愛さだけじゃなくてカッコいいところもちゃんと兼ね備えてるのがずるいです(笑)というかキザなことをサラッと言えちゃう辺りが女子にとっては惚れないわけにはいきませんよね。しかもそれを狙っていってるんじゃなくて普通に言えちゃうところが輝のすごいところだと思います。ちひろも輝のことを一途に想っている感じが健気で可愛かったですね。忍のことが好きだと気付いた時には忍の言葉とかにいちいち一喜一憂している所がほんと可愛かった!もうそんなこと言ったら忍なんて誰よりも可愛いと思いますよ。まずもって恋をしたことがないっていうのもあるし、ちょっとひねくれて育ったっていうのもあるからか、まあ~素直じゃない(笑)天邪鬼なんでしょうね。明らかに千尋のことが好きなのにアピールが下手というか遠回しにしかできない辺りの不器用さにキュンキュンしましたね。思いが通じ合った時なんかもうこの世が終わってもいいって思ったんじゃないかってくらいすごい嬉しそうでしたからね。
中学だけで終わらない
少女漫画って大体が中学生とかの設定ならそのまま学校生活を送ったまま物語が終わるのが当たり前みたいになっていたところがありますが、これは違いましたね。というか始まりがなんてったって中学生からですからね。中学生であんだけキュンキュンするとかやばいですよ。思わず中学生だってことを忘れちゃうくらい濃密でしたからね(笑)
というかみんなの急成長っぷりがすごかった!特に輝と忍はかっこよくなりすぎ!身長もめっちゃ伸びたし。いい成長しましたね。二人ともバスケやってるから余計だったんでしょうけど。高校生になったらぐんと大人びましたよね。爽歌もちひろもきれいになったし。2年たったらこんなにも変わるものかと驚かされました。でもこの2年の間に色々変わりましたね。爽歌がいなくなったことでちひろは変わらず輝のそばにいるし、忍はちひろに振られたことがショックで女の子をとっかえひっかえするようになっちゃうし、爽歌にいたっては記憶をなくしちゃってましたからね。しかも新しい恋人まで作っちゃってるし。2年の間のドラマが壮大でしたね。でもだからこそ飽きるどころかどんどん物語の世界に引き込まれていったんだと思います。時間の流れがすごく自然だし、話の展開もスムーズだから引っ掛かりとか感じることなくすっと話が入ってきたのは池山田先生の腕の見せ所って感じでしたね。
感動のオンパレード
記憶をなくした爽歌にショックを受けながらもそれでも爽歌を想い続けている輝の一途さにはほんとに感動しました。記憶がなくても爽歌であることに変わりはないからとそれもすべて包み込む包容力の大きさには正直胸を打たれましたね。ましてや再会したときには爽歌には恋人がいたんですよ!それにショックを受けながらも爽歌のことを以前と変わらず想うって・・・こんなにも人を愛することができるのかと。爽歌も記憶がなくても心の奥底で輝のことを想っているのがよくわかります。きっとこの二人は記憶が戻らなくても幸せになれていたと思います。結果的に記憶を取り戻したのでよかったですが、ほんとにこの2人は運命の赤い糸で結ばれていたんですね。なんていうか少女漫画なのに物凄く大人の恋愛というかなんというか高校生なんだけど心が成熟しているっていうんですかね。そんな気がします。忍とちひろの二人もよかった。ずっと一途にちひろを想い続けていた忍の想いがようやく報われたかと思ったら感動以外の何ものでもないですよ。ちひろもずっと輝のことを忘れられずにいたけど、忍の不器用だけど一途な想いに惹かれていっているのが読んでいてすごく伝わってきました。一時期は忍が自暴自棄みたいになってひどい扱いをしてたけど、それに傷ついた時点でもうすでにちひろは忍のことが好きだったんですよ。だからこそ今度はちひろの方が忍のことを一途に想っていたんでしょうね。基本的に4人とも不器用だからお互いの気持ちをうまく相手に伝えられないけど、その分想いの強さがあるから乗り越えられたんだと思います。
終わりまでしっかり描かれている
池山田先生は抜かりがありませんね。エンディングもしっかりと描いてくださいましたもん。
でもまさか爽歌が未婚のまま双子の母になるとは予想もつきませんでしたけどね。てっきり高校卒業した後すぐ結婚するものだと思ってたので、予想外でしたがこれはこれでありだなと思いました。その後結婚しましたしね。輝は輝でプロのバスケプレーヤーで有名になるしで、有名人夫婦の誕生ですね。その分忍とちひろの方がゴールインが早かったですね。もうその時の忍の浮かれようは半端なかったですね(笑)それだけ幸せだったんでしょう。何よりライバルの輝よりも早く幸せをつかんだようなものですしね。喜びもひとしおだったと思いますよ。二組ともお互いを想い合う気持ちが強いので、きっとこのあともずっと幸せに暮らしていけること間違いないですね。そのうち家も近所にして家族ぐるみで仲良くなったりとかしたらもっと素敵なんでしょうね。
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