この作品も探偵マンガ
今流行の探偵、犯罪といったテーマを扱った作品ですが謎解き要素というよりドラマ性
一斉を風靡した細野 不二彦先生による探偵マンガ「東京探偵団」です。キャラクターがまっさきに濃いなあという印象がありました。メインキャラクター3名が主にシティジャッカーという名前の探偵として活躍するんですが活躍する順にジャッキー、マリン、ポパイで3人ともまだ子供です、といっても中学生くらいなのでガキらしさもありますがちょっと小生意気な小大人みたいな感じでしょうか。主人公のジャッキーも例外なく頭脳明晰なんですが性格がおかしいと思います。男好きですし結構人を小馬鹿にする図々しさがあるといいますかね。あまり見かけないタイプの主人公でしょうかね。マリンもかわしい美少女風ですがしっかしこちらも図々しい、そして守銭奴でポパイはちびでマゾで無口です。みんな変わってます。
探偵団長もいます
クィーンという名前の12.3才くらいの超美少女ですが大人みたいな口ききますので見た目以外全て大人って感じがしています。しかもおそろしいほどの大金持ちでいつもいざとなったらお金で解決しようとします。はっきりいってビジネスにはなっていなく活躍すればするほど金が消耗されて消えていく何とも切ないストーリーと思ってはいたんですが彼らの活動や王道グループの宣伝みたいなもんらしいです。いいですねえ、このマンガの登場キャラクターの中では彼女が一番偉そうでとってもGOODです。
敵対する立場のバロンブラック
おっさんなんですがすごく運動神経も良くてまあルックスも親父の部類ではいけている方として描かれています。このおっさんも男が、特に少年が好きなんでジャッキーは常に別の場面からも狙われています。そこもオマケ要素的(実はこれがメイン?嘘)てすごくおもしろいなあと思っています。あとご多分にもれず犯罪や探偵マンガは常に都会を舞台にしています。(田舎の探偵ストーリーは今まで読んだことがありません、あるのかどうかも知りません)大都市の風景がそれなりに丁寧に綿密に描かれたりしていて雰囲気を盛り上げてくれますね。細野先生の独特の画力によるものかと思われます。ただ時々アダルトでもなくてもアダルトっぽい雰囲気がする絵柄でもあります。まあそれがこの怪しげな都市犯罪を引き起こしている物語での重要なエッセンスにもなっていることは一言添えておきましょう。自分は愛蔵版みたいので読みましたがたった3巻で短すぎたなあと思いました。
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