機械が心を持ったら…?そんなIFを楽しもう - 勇者警察ジェイデッカーの感想

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機械が心を持ったら…?そんなIFを楽しもう

4.54.5
映像
4.0
ストーリー
5.0
キャラクター
5.0
声優
4.0
音楽
4.0

目次

ロボットに対する認識が変わるかもしれない警察アニメ

勇気に溢れたロボット刑事たちと勇太の活躍を描いたアニメだが、人間とロボットとの間に芽生える友情や、ロボットだからこそ起こしかねない事件の原因などにも注目すべきであろう。
人間とロボットの友情というテーマは、いわゆる「勇者シリーズ」において共通するテーマだが、このアニメではロボットたちが人間の心を学んでいく様もしっかりと描かれている。
心を得たことで外観だけでなく性格も個性豊かになっていくデッカードたちは、(鋼の身体であることを除けば)もはや人間と何ら変わりないのかもしれない。
そんな、心を持ったロボットが人間社会に溶け込むことによってどんな影響が生じるのか……その可能性のいくつかをこのアニメから学べるだろう。

人間にとってのロボットの在り方とは

我々人間にとってロボットとは、作業を代行してもらったり危険な場所に行ってもらったりする、いわば道具の一種だと考える人も少なくない。特に会話ができるほどの人工知能を持たないロボットは、道具として作られていることも多いだろう。だが、最近はペッパーなどのような会話もできるロボットやペットロボットも登場し、道具という意味合いから外れたロボットも増えつつある。
そんな「単なる道具ではないロボット」の究極の形、未来の姿が、デッカードたち超AIロボットなのではないだろうか。ロボット同士でさえ、価値観の違いなどから対立することもしばしばあるが、和解し、手を取り合うこともできる。まるで人間のように。
人間と変わらないドラマを描くことさえある超AIロボットは、人間にとってどんな存在なのだろう。
その疑問に明確な答えは存在しないのかもしれないが、チーフテンを巡る事件の数々を見ていくことで、何かしらの結論を得られるだろう。
特に相棒を犠牲にして強化合体を果たしたチーフテンと、互いを尊重し合って強化合体を果たしたファイヤージェイデッカーの対比は興味深い。
善と悪、光と影。本来ロボットには存在しなかったハズの概念を、超AIロボットたちは持っている。
もしかしたら超AIロボットは、人間にとっては鏡のような存在なのかもしれない…。

ちょっと和んだりする仕草も?

初めから人間の友やパートナーとなる為に開発された、という話はブレイブポリスには無い。
全ては、勇太と出会って交流を重ねたデッカードの超AIに心が生まれたことから始まったといえよう。
機械とは科学。心とは神秘。交われるハズのない二つが交わった奇跡の産物、それが超AI。
超AI搭載ロボットは「マイトガイン」や「ガオガイガー」など他の勇者ロボアニメにも多数登場するが、「ジェイデッカー」においては他の作品とは異なる方向性で存在しているように思える。
たとえば、ロボ用のオイル。通常は腰などにある給油口から流し込んでいるようだが、ガンマックスは口でラッパ飲みするし、シャドウ丸に至っては警察犬モードの状態で犬のように飲んだシーンもある。
超AIロボットたちが時折見せてくれるこのような仕草は、彼らが「単なるロボット」ではない特別な存在であるということの証の一つといえよう。
ロボオイルに関しては、後の「ガオガイガー」ではロボオイルが勇者ロボたちのドリンク扱いになっているようで、「ジェイデッカー」からの影響と思われる面白い要素である。

戦闘シーンや刑事アニメらしいドラマに目を奪われがちだが、こういう仕草の一つ一つも確認してみると、より楽しめるだろう。

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