またもや東京にファンタジーが。
元々は富士見ファンタジア文庫のラノベ小説そのコミカライズ版がこちらです。
アニメーションにもなっていて特に黒崎まおんちゃんのオープニングテーマソングがもうノッリノリで素晴らしかったですがこちらのマンガも東京をうまいことファンタジー世界に変えているのでその点だけでもうまく成功しているかなあと思っています。魔法使いとかではなく陰陽師とかいう和風の術師などが出てきますがいずれも十代の高校生くらいの子達が活躍するストーリーです。”東京レイブンズ”というタイトルのレイヴンとはカラス(2種類くらいいるメジャーなカラスの身体がちょっと大きい目の方のことみたいです)のことですが見た目がそれっぽいキャラクターなどが出て来ます。
現代に息づく和風な設定がこのマンガの格式をあげている思います
なのですが大体主役の男の子土御門 春虎もちょっと落ちこぼれ風の陰陽師として読者や視聴者の親近感をとてつもなく増大させています、かわいいですね。そしてこいつもまた女子キャラクターにもてもてっていう訳の分からなさを持っていますが愛されっぱなしなので愛されていることに全く気付かない系のタイプです。飛車丸というキツネっぽい姿の式神少女が現れますがこの子もまた日本アニメやマンガにぴたっとはまった容姿とコスチューム。その真の姿がまたとてつもなく良いのです。こういう変身系のタイプは大好きです。
このマンガのもう一つのおもしろいところはエピソードごとの主人公
1人のキャラクターが前編にわたって主人公を演じているというのではなくて部や章ごとにまた別の主人公が現れて焦点が当てられていくということなのではないでしょうか。今大人気の声優花澤香菜さんが演じる土御門 夏目は二部では主役っぽい感じみたいですね。ルックスもいいですししかも男装の麗人だとかいうちょっと不思議な設定も入っているのでこの子も二度美味しいです。と書きつつもこの作品に登場するキャラクターの異常な多さには驚かされますのでどの人が誰とどう絡んでとかすごい複雑です。今の作品は情報量が随分多いものがありますので覚えきれるかどうかなものもあります。結構マンガ読んで本当に真から楽しむのってある程度スキルがいるんですよね。あとこの作品の和風設定から漢字がたっくさん出て来ますので漢字が苦手な読者にはちょっと辛いものがあるのかも知れません。マンガを読むのもお勉強が必要なのでございます。
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