この頃は山田康雄氏でしたね
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『ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!』は名作
ルパン三世のアニメーションのキャラクターってキャストと共にもうベテラン俳優とか女優の領域というかそういう扱いですもんね。しかしこの作品を考え出したモンキー・パンチ巨匠は本当に偉いですね。彼らは永遠ですよ。しかし本作ではしょっぱなから女に泣かされているルパンがちょっと悲しいですがかなり楽しいですね。大体ルパンのテレビスペシャルとかムービーはほとんどの回で一級品の美女がゲストで登場したりするんですが彼女たちの存在にまったく飲まれないほどの魅力的な峰フジ子の存在たるや偉大すぎます。
アメリカとかソビエトとかも絡んできてるのにそんな中で活躍できてしまうとは何と言う国際的な泥棒
やっぱりスケールの大きさも魅力ですよね。ルパン三世とその一味の存在は泥棒という一言の肩がきでは片付けられない入り組んだ部分がかなりこの本作で大きくなっているわけです。あの核ミサイルの発射で世界中が破壊されてしまう寸前の状況を助ける手助けをルパンが成功させてしまっているわけですから。言ってみれば人類を救った影なるヒーローなんですよね。だけど泥棒引退を公言したのに女に騙されてやっぱ泥棒やりますってところから始まっているんでヒーローアクションに参加出来たのは単に流れというかそういう場面に居合わせたラッキーさが大きいんです。まあでも核を喰いとめるだけの実力があったのは本人だけど世界を救おうって意気込んだ正義感でもないし好きなことして遊んでいるだけの男達なのに何でこう物事をうまく運んでいってしまうんだろうっていう軽いジェラシーってわけではありませんが一種のラックと実力に対する羨み…はありますよね。
アダルトな風味がただでさえ強かったのにゲストキャラの存在もかなりアダルト
イザベルという妖し気な美女がゲストキャラでなかなか美しいなあと思っていたんですが良くみてみるとマイケルのお母さんとかやばいなあと思いました。数年前にロシアの映画で「オーガストウォーズ」っていうのがあったんですが、そこでも一児の母がヒロイン的役割を果たしていてそれがすごく新鮮で魅力的だったのを今でも覚えています。なのですが、よく考えるとこのスタイルのヒロインってルパン三世で20年以上も前に既出でやっていたんだあって事に気付きましてそれって何だかとてつもない先取り感じゃないですか、と思いびっくりしてしまいました。テク犯罪も絡んでこの作品はかなり斬新でルパンの地位格上げに大貢献だったです。
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