お嬢さまな世界
まるで大げさなイメージの宝塚歌劇団でまさにその通り。
でも女学生X女学生ラブコメディーなどではなくて、姉妹愛という感じです。最近よくある、ライトノベルや漫画をアニメ化してまた実写に持っていくというパターンですが内容が学園ドラマなだけに別にイメージを崩すとかそこまで色々と心配をする必要なくナチュラルに鑑賞できてしまうのではないでしょうか。でもキャストが見た目ちょっと大人っぽすぎるということと、キャラクターの実年齢より結構上に見えてしまうのが、でもこの映画を見出すとあまり気にならなくはなります。ただメイキング映像みたいなものを見るとその辺がちょこっと思ってしまったところですが十分許される範囲でしょう。
少女雑誌マーガレットからだから
だからすごい当たり前ですが少女マンガ臭がします。カトリックかミッション系のお嬢さま学園での物語という設定でこういう学校は実際にも先輩、後輩関係が厳しいと聞いた事がありますがこの映画(小説)のストーリーでも先輩(おねえさま、もしくはグランド・スール)、後輩(妹、もしくはプティすスール)という図式に支えられています。フランス語がバンバン使われているところとかはいかにもって感じで可笑しいですがまあ、優雅さを強調しているかなと思います。ただこの手の学園ものの女子関係に免役がない視聴者だとすぐ画面から離れて…はいかないでしょうか、女子同士の細かいやりとりを見てウフフとならなければ見るのは辛いかも知れませんがこういうのを見た事がない視聴者も話はわかりやすいので入門できるのかなあと思っていますが。
可憐さとか、これはザツな女子や男にも見せたい映画
実はこういう映画が好きな男性が多いことを自分は知っています。あんな制服着て女の子に生まれてみたかったとか思ってる知り合いもいます。禁断の花園的な意味でですね。いっても百合ものなので当たり前なのでしょうか。新垣結衣が歌ってる主題歌がかなりこの作品のイメージに合ってますね。いっそのこと本人にもこの映画に出演してほしかったくらい、あの甘い歌声がぴったりときます。あと今はすっかりショートヘアになった波瑠ちゃんですがこの映画ではスラーりとした美しいロングヘアを堪能できます。今思うとまるで別人です。まあこういう変化を見られるのも実写映画の面白くてお得な部分と言えばそうなんですよね。しっかりお嬢さま演じきったのでまた再度見ようかなと思ってますが。
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