ころな
新しい映画の形
いつもどおりの鷹の爪
物語は本当にいつもどおり、良い意味で馬鹿げてます。ストーリーなんてあってないようなものです(笑)でも鷹の爪はそこがいいんですよね、頭を空っぽにして笑って見ることができます。サブタイトルにある[私を愛した黒烏龍茶]これでさえ無理やり入れた形でしたからね。でもこの黒烏龍茶や銭湯ロボでさえ伏線にちゃんとなっているのはさすがですね。ハチャメチャなようでいてこういうところがちゃんとしてるから、なんだかんだまとまりよくなっているのだと思います。今回はネットの世界が舞台なんですが、随所に小ネタもたっぷり。豪華すぎる効果音には収録風景を想像してしてしまい、笑ってしまいました。外資系ＯＬの基礎体温表とか大人向けのネタも多いので、大人が笑って見られるアニメ映画ですね。最後美津子さんの姿に衝撃を受けました(笑)
物語以外の仕掛け
まずこの映画予算ゲージが今作でも登場します。頑張った作画をしたりするとこれが減少したり、広告が表示されたりすると上昇するのですがついついこればっかりみてしまいます(笑)気づくとあっ！こんなところに広告がってけっこう見つけるのも楽しかったです。凱旋パレードのシーンとかめっちゃ予算増えてました。最後総統は予算の関係でひどいことになっていましたが。そして中盤待ち構えていたリラックスタイム！ついつい一緒にやってしまいました。鷹の爪ポーズをやらされるのはわかっていましたが、まさかのリラックス方法が全てウソだっただなんて！やられました(笑)あっ告白タイムは１人で見たので真顔でしたが、劇場で見た方はどんな感じだったのか気になるところです。こういう観客を巻き込む映画っていいですよね。そして一般公募からの声の参加！名前もしっかりと乗るのですごく記念になる良い企画だったと思います。ネットなどを通して鷹の爪団にこれだけの人が協力したってことはもう世界征服してますよね(笑)なんと恐ろしい秘密結社！
イイハナシダナー
ギャグ満載のこの映画ですが、総統の菩薩峠くんに対する思いとかいい話も一応あります。誰もが幸せに生きられる世界のために戦っている、だからお前も幸せになれというMr.Aに総統が言う言葉かっこよすぎです。ただのギャグ映画で終わらないところがまた素敵です。これを映画とはおもえないほどの少ないスタッフで作り上げているのが本当にすごいと思いました。こういったアニメ映画で何回もみたくなってしまう作りになってるのがさすがです。
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