ううーむ、
友人から誘いがあり、原作が演劇ということもあり観賞。
演劇的な時間と空間を映像に落とし込みのは難しいんだなぁ、と
特に密室内での限られた時間を描くには、映像編集がかかるとどうに想像しづらい。
隣の部屋でお互い見ず知らずの人がセックスしている、というえもいえぬむずがゆさや、相手を値踏みしてどう交渉していくかのようなギラギラした下心のせめぎあいはもう少し感じたいところ。
あの部屋のなかではセックスが義務となるという設定は、それゆえに起こるドラマの引き金となるので興味深いが肝心のセックスシーンでちょっと引いてしまう自分がいた。
本来あまり抵抗なくセクシャルなシーンを観られるのだが、これに関してはあまりに色気がなく「セックスしたい」という「義務感」のような印象を感じた。
どういった理由だったのかわからないのだが、声がうるさくて感情移入が難しい。
それが意図なのならば思うツボにはまったのであろう。
柄本時生演じる途中参加の男が印象的であった。
ラストシーン、門脇麦演じる女子大生との会話だが、消化不良を起こした。
すべて見終わったあと、友人と言い合ったのは「いいおっぱいをもっとしっかり写してくれ」ということであった。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)