心療内科のイメージが変わる漫画 - マンガで分かる心療内科の感想

今作はもともとはとある心療内科クリニックが公式に発表しているWEB漫画で、紙面で連載もされています。のちにアニメ化も果たしています。漫画でわかる心療内科シリーズはたびたび気になって購入するのですが、医学書をかみ砕いてかみ砕いてとろとろのおかゆ状態で読めるので、バカで無知な私でもすんなり内容が入ってきます。独特なセンスのギャグが効いていて、記憶に残りやすいんだと思います。お堅い話をやりながら、息つく暇もなくギャグを入れてきます。辛くても、とにかく笑い飛ばせばなんとかなる、というメッセージをいただいたような気がします。

マンガでわかる○○みたいな参考書や解説書はよくみかけます。精神とか心療内科などといったメンタルに関することは大いに興味があるので、偶然この作品を見つけたときは、ちょっとテンションが上がりました。漫画でわかる○○色の心理テストの回だったような。時折、心理テストや○○診断テストのような読者も一緒に参加できるのがこの漫画の魅力の一つです。最近うつっぽいなと感じていましたが、僕はこの漫画で自分はうつ病でないと再認識できました。そして、自分はロリコンではないと再認識できました。オタク目線に意図的に寄せているのかはわかりませんが、いくつか大変興味深い内容のものがありました。EDにならないように気をつけます。

それにしても、原作者のゆうき先生は万能でたいへんユーモアのある先生だと思います。医師、心理研究科でありながら漫画の原作を携わっているのですから。お医者さんが漫画の原作者というのも珍しいですよね。普通、監修だけだとおもいますが、これはゆうきゆう先生の希望なんでしょうか。