お酒が飲みたくなること間違いなし!
決して絵がうまいわけではないけれど(失礼!)、ひとつひとつの食事を大切にしているワカコ酒、大好きです。
お酒の銘柄がメインではないのもとても新鮮みのあるマンガです。昨今の日本酒ブームで、この著者も読んでいる限りとても銘柄に詳しいはずだけれど、それは書かない。あくまでもシンプルでどこかなつかしい料理と「酒」のマリアージュだけ。でもそれが料理を引き立たせ、「これを食べながらわたしも熱燗が飲みたい!」と思わせてくれます。
人物画がシンプルだからこそ料理が引き立っており、「ぷしゅー」という独特の表現も、「ああ、仕事終わりの一口と一品、わかるわかる!」と共感出来るし、「料理が来るまでお酒をがまん」「このアテはグビグビ飲むのではなく、ちびちびとやるのが美味い」など、本当にお酒と料理のコラボレーションの重要さが良くわかります。
昼間に読んでいて、とてもお酒が飲みたくなる!でもそれを我慢し、同じ料理を作ってお酒を呑む点でも、主婦として献立が決まりやすい作品でもあります。食べた事のない料理はあまりでない割に、「外呑みだからこそ」出てくる料理も多い。そこが全て5を付けたかったけれど付けなかった理由でもありますが、とにかく「これはどこのお店なんだろう」と気になります。たまに知っているお店であろう場所が出てくると嬉しくなるのもポイント。- あなたも感想を書いてみませんか?
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