若い世代は知っててほしい!日本の昭和の状況が知れる漫画
誰もが知っている国民的アニメ「サザエさん」は、始めは新聞に掲載された4コマ漫画からスタートしたことはご存じでしょうか。サザエさんが生まれたころは戦後すぐのまだ復興途中なのです。作者である長谷川町子さんが、漫画のネタは何にしようか、と自宅近くの海岸で考えているときにアイデアが浮かんだそうです。なので、言わずと知れた登場人物はみんな海にちなんだ名前がつけられました。現在アニメのサザエさんはもちろん現代の様子を描かれています。しかし、原作である4コマ漫画は当時の時代そのものを読み取ることができます。もちろん、製作当時に話題になったことが描かれていたり、当時の事件や社会的風潮が描かれています。若い方が現在読んでも、昭和の古き良き時代を感じることができる、勉強になる漫画です。また、当時を知る世代の方には懐かしく感じることができるのではないでしょうか。現在ではすっかり見なくなったそろばんでの計算や、ボウルをかかけてお豆腐を買いに行くこと、歴史的な事件で言えば、コレラ(現代で言う赤痢)の流行や戦後間もないころのヒロポンの使用(戦後間もない頃、戦争で使用された覚せい剤、ヒロポンは薬局で購入できたのです)のことなど、若い世代に知っておいてもらいたい日本の歴史を垣間見ることができます。
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