こうゆうのもあるのか - 孤独のグルメの感想

理解が深まるドラマレビューサイト

ドラマレビュー数 1,147件

孤独のグルメ

3.753.75
映像
3.00
脚本
3.50
キャスト
4.25
音楽
4.00
演出
3.75
感想数
2
観た人
4

こうゆうのもあるのか

4.54.5
映像
3.0
脚本
4.0
キャスト
4.5
音楽
4.0
演出
4.5

本当にいい年したおっさんが飯を食べるだけの起承転結も事件もロマンスもないドラマのどこが楽しいんだ、と大ファンの自分ですら毎回思ってしまいます。でも毎回楽しみにしてしまうんですよね。おそらく松重豊演じるゴローのどこか悟ったようなクールで成熟された大人が、我も忘れて生き物の原点である「食」に情念を燃やす所に意外性や可愛らしさを感じさせる点が最大のミソなのだと思います。あとは初めては自分一人で入りづらいような雰囲気だが、でも地元の住人に長く愛されているであろうリアルなお食事処を、そのままドラマのセットとして使っているところが、なんだか他人の家に招かれて家人の昔のアルバムを見せてもらったような、ほっとした気持ちになり何度見ても飽きる事がありません。毎回出てくる美味しそうな料理のチョイスは昭和生まれには堪えられないものばかりですし。殺伐とした気分の時に見るととても癒しの効果があります。

唯一の難点は夜中に観ると、夜食を食べたくならざるを得ないところですかね。

原作者のクスミンこと久住昌之の世渡り上手さと博識っぷり、そしていかに多芸か、とマニアックな喜びを堪能できるドラマですよね。原作はもちろんBGMや挿入かまで手がけるとは、製作陣の作品に対する愛情がすごい。一番の見せ場は実は本編終了後のふらっとクスミだと私は思っています。彼のきれいな飲み方は見習いたい部分が多い。やはり美味しいご飯と美味しいお酒は人生で最上の喜びですね。

あなたも感想を書いてみませんか?
レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。
会員登録して感想を書く(無料)

他のレビュアーの感想・評価

いいぞ~と、言いたくなる

ただ食べるだけという新しさ孤独のグルメは、主人公の井の頭五郎が一人でご飯を食べる、ただそれだけのストーリーという、非常に革新的なスタイルのドラマです。しかし、そのシンプルな内容に反して好評を博し、2018年春には、シリーズ7作目の放送が決定しています。そんな作品の原点でもある、孤独のグルメ、シーズン1では、それ以降の続編では見られない、井の頭五郎の姿を見ることができます。シーズン1ではまず、冒頭の五郎さんの独白から物語がスタートします。内容は舞台となる街を、五郎さんがどう思っているか、というものです。このパートは、シーズン2には本当にワンセンテンスに省略されており、シーズン3以降にはほとんど触れられなくなってきます。このあたりを見るに、まだ普通のドラマとしての体裁を保とうとしている感じがします。そして、その後は腹が減って店を探すまでの、前置きのパートとなります。たいてい冗談をしている姿などが描か...この感想を読む

3.03.0
  • naonao
  • 93view
  • 2004文字
PICKUP

関連するタグ

孤独のグルメを観た人はこんなドラマも観ています

孤独のグルメが好きな人におすすめのドラマ

ページの先頭へ