原作とはいい意味で違うコミカライズ - 魔法少女まどか☆マギカの感想

理解が深まる漫画レビューサイト

漫画レビュー数 3,136件

魔法少女まどか☆マギカ

3.883.88
画力
4.00
ストーリー
4.38
キャラクター
4.13
設定
3.88
演出
3.88
感想数
4
読んだ人
5

原作とはいい意味で違うコミカライズ

4.04.0
画力
5.0
ストーリー
5.0
キャラクター
4.0
設定
3.0
演出
3.5

超人気アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」のコミカライズ作品。通常コミカライズ作品の場合、アニメを見た後に、コミカライズ作品を読むと、動きと音がなく物足りなく感じられることが多いのだが、この作品はそれを感じさせず、むしろアニメよりもテンポよくこの作品を楽しむことができ、とても満足だった。

原作アニメとの相違点としては

・各魔法少女の武器のデザインが異なる

・キュウべぇ(インキュベーター)に表情がある。(さやかの魔女化以降は原作と同じ)

が大きく挙げられるだろう。だが、私が一番印象的だったのはほむらvsワルプルギスだった。ワルプルギスの夜の使い魔の中に、それまでに脱落したマミ、さやか、杏子の3人の影が登場するのだ。これは、まどかを救うことを一番に考え、ほかの3人を蔑ろにしてきた(と薄々感じている)ほむらの心情も表現していると考える。

その点からも言って、このコミカライズを担当したハノカゲ氏自身、この作品を独自の観点からもう一度解釈し、その考えをコミカライズに乗せていることが感じられた。アニメでの劇団イヌカレーのあの独特な魔女や魔女結界のデザインも、それを元にしつつも、より漫画として読みやすい、見やすい魔女たちに変わっている。

これはコミカライズ作品ではなく、ハノカゲという漫画家の魔法少女まどか☆マギカという作品として、アニメとは別物であると考えたほうがよいだろう。

あなたも感想を書いてみませんか?
レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。
会員登録して感想を書く(無料)

他のレビュアーの感想・評価

なんでこうなった?

夢落ち?未だにコネクトを聞くと、涙を我慢する事に苦労してしまう。暁美ほむらの苦労や苦痛、苦悩を考えると、どうしても。泣かない為に色々考え、夢落ちにしたらどうか、と考えてみた。なのでここからは全てが暁美ほむらの夢だったらとの仮定の下で進めて行く。まずは登場人物彼女達を立ち位置や性格などから、キャラ分けしてみた。まずは鹿目まどか。暁美ほむらの最高の友達だが、最初は助けられて、憧れて、助ける存在になりたいと願う。これは、過去の自分から変わりたい願望の表れではないか。自分で変わるきっかけを作る事が出来ないから、外部からのきっかけがあれば変わる事が出来るという、思考の流れと思う。また鹿目まどかは、暁美ほむらにとっての理想的な人物像であり、この頃の女子によく見受けられる百合的な要素も微かに見られる。これは恋愛への憧れと、長い病院生活から、異性との接触が少ない為、心理的にも分かり易い同性が、パートナ...この感想を読む

4.54.5
  • るーしあるーしあ
  • 180view
  • 2189文字
PICKUP

感想をもっと見る(4件)

関連するタグ

魔法少女まどか☆マギカを読んだ人はこんな漫画も読んでいます

魔法少女まどか☆マギカが好きな人におすすめの漫画

ページの先頭へ