元祖逆ハーレム！ - はいからさんが通るの感想

前半はコメディ寄りのラブストーリー、

後半にいくにつれてどんどんシリアスになっていく、連載マンガでありがちな流れではあるけれど、最後までやっぱり面白い！

1回読めば脇役ですら頭に残るキャラクターの強烈な個性もすごい。

何よりやっぱ、元祖逆ハーレムというべき主人公の紅緒に集まる美メンズ！！

あなたはどれがお好み？？と言われれば、やっぱり私は少尉！！！

どこまでも優しいから結婚してからも好き勝手できそうだし〜

お金持ちだから何気に玉の輿だし〜

なんて妄想膨らみます。笑

大正時代って良い時代だなぁ〜と純粋に思う。

和と洋が入り混じった文化が、自分が体験してない時代でも懐かしさを覚えるというか…。

はいからさん読んでると、急にラムネやあんぱんとか、駄菓子を食べたくなっちゃうんだなぁ〜。

そんなはいからさん登場人物はまぁ酒飲みばっかり。

少女マンガなのに飲酒のシーンやたら多くない！？と思うほど飲んでは酔って暴れることも多い。

初めて私がはいからさん読んだのは中学の時だったけど、あまりにも紅緒が美味しそうに酒瓶持って飲むもんだから、そんなにお酒って美味しいのかぁ〜と、正月のお屠蘇を飲んでガッカリした記憶が…笑

紅緒さん、少尉への失恋に傷心しきって、逃げるかのように編集長と再婚しそうになったのは、純愛大好きだった少女時代の私にはショックだった。

結局、少尉への思いを断ち切れずに、最後は寄りを戻したから良いけど、その一方で編集長…可哀想…って未だに思う。

あんな、ゲンコツ１発を少尉に喰らわせてスッキリ！とはならないだろう〜

よっぽど良い人なんだろうね！

なんやかんやマザコンだしね！笑

続編では一瞬ショタコン疑惑も出たけどね！笑

編集長は一生、紅緒の面影を追って生きていくんだろうなぁ〜

これ書いてたらまた読みたくなってきた！

そんな風に何度も読み返したくなる魅力がある、はいからさんが通る。