好き 青春のすべて
多田かおる先生の代表作、イタズラなkiss
学生時代に読んでいて何度読み返したか分からない作品です。主人公の琴子が、天才なハンサム入江くんに一目惚れして結婚する話ですが、登場する人物に嫌いな人が出てこない。初めは、嫌なヤツだと思っていても段々良い面が見えてくるようになっており、多田かおる先生は、人が好きだったのだろうなと思います。
琴子が、本当に魅力的で相手の入江くんも本当に素敵で10代の私には、影響力が半端じゃありませんでした。
つい、最近なのですがネット漫画で見つけて購入して全巻読破してしまいました。
時代が、変わっても色褪せない所か、当時は分からなかった事が分かったり再発見が沢山ありました。
特に好きなキャラが入江くんのお母さん、琴子の義母です。世の中の、姑像とは掛け離れいつも琴子を応援し、2人をくっつけようと変装して学校へ行き2人がラブラブだと言う噂を流すなど破天荒な母親が本当に可愛らしいし、いつも爆笑してしまいます。
多田かおる先生の人間愛がここにも現れてこんな魅力的な姑が誕生したのだと思います。
本当に残念で、当時月刊誌に告知された時は、3日間泣き続けたのですが作者が突然亡くなってしまい未完のままになりました。本当に、良い場面での終了で酷く落ち込みましたし、今でも泣けてくる位です。
漫画で人を暖かくさせ泣かせる事が出来る多田かおる先生のイタズラなkiss本当に素敵で大好きな作品です。
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