りんみたいな娘が欲しい!
初めて読んだのは結婚前、
改めて読み直したのは出産してから。
読み直す前はラブストーリー色が濃いように思ったけれど、読み直すと子育てマンガのように感じる、読み手で印象が変わるなぁと思った。
後半はりんの思春期が色濃く出てるけど、前半の幼少期を描いた頃がのんびりしてて本当に好き!
ダイキチが住んでる古民家?がまたこの作品の雰囲気をよくしてる。
トトロに出てくるような土間がある台所とか、モザイクタイルのお風呂とか。
登場人物は若い人ばかりで割と都会に住んでるのに、懐かしい〜感じがする。
小物も、レトロ柄な鍋やフライ返しとか、自分が子どもの頃に家にあったなぁ〜という昭和な雰囲気の物がちょいちょい出てくる。
またね、ダイキチとりんがチョイスするおやつも古臭かったり。
甘食とか野菜カステラとか。
おばあちゃんの家で食べた記憶のある感じ。
たぶん、そういう懐かしいところが、思わず読み進めてしまったり、また読み直してしまいたくなる衝動にかられてしまうのだろうなぁ。
個人的には…りんはダイキチへの想いを淡い恋心のままで、ダイキチはコウキママとくっついて欲しかったなぁ笑
なんとなく、近親相愛感が強くなってしまったのが…ちょっと残念。
だって…いくら血は繋がってないとはいえ、恋仲になってしまうと…アレもコレもやっちゃうわけで。笑
娘として育てた女の子とそういうふうになっちゃうって、読み手もりんの成長を見ていただけに、目を伏せたくなっちゃうよね。
そういう色めいた描写はなかったけど、やっぱり想像しちゃう。
そういった面では、コウキママと結婚の方が、現実味があったんじゃないかなと思うけど、あくまで少女マンガ?色を出したかったのかな。
ヒロインとヒーローはくっつく。
お決まりのパターンで落ち着いたな…
と思った。
まぁ、確かにコウキママと結婚したら、
コウキ→りん→ダイキチ←→コウキママ
と、家庭内でややこしい相関図になってしまうものね。笑
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