収集がつかなくなった感
登場人物は足達もも、東寺ヶ森一矢、岡安浬、柏木さえ、が主軸にありドロドロとした恋愛模様を繰り広げます。人物は外見的特徴や性格も特徴的でわかりやすいです。だけど、それぞれのキャラクターの内面を深く掘り下げてストーリーを作っているかと言われるとそうでもないです。主人公ももは水泳をしているため髪は色素が抜け茶髪で日焼けしてその時代のまさにギャルという外見ですが、性格はいたって普通でピュア。だけど、最初の思い人の東寺と結ばれて、そのあと東寺が脅迫されて別れ話を切り出したのは明らかにさえのせいなはず。主人公は気づついて優しい岡安にふらついていきますが、ここまでさえに色々されてきたのになぜ東寺の気持ちを分かってやれないのか本当にピュアを通り越して馬鹿だと思い、主人公に感情移入できなくなりました。さらには岡安と結ばれたけれど、まさかの岡安の裏切りにショックを受けて今度は東寺と結ばれたもも。これでやっと落ち着くのかと思いきや、岡安はももに未練たっぷりで、ももは結局岡安を選びますが、東寺の当て馬キャラはぶりは凄まじいです。何故そこで、もものために感情を犠牲にしてももを守ってきた東寺よりも優男の岡安を選ぶのか全く理解できませんでした。もちろん岡安もももを守っては来ましたが…。 東寺はももの外見ではなく内面の良さに気づいていましたが、そんな男性正直なとこなかなかいません!岡安を選ぶ上で昔海で溺れた時の話がありましたが、後付けのような気がしてなりません。そして東寺へのフォローはなにもなく、自分が幸せならそれでいいんかいというドロドロの末解ったのは頭の悪い女は罪深いということでした。
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