ピーチガールのあらすじ・作品解説
ピーチガールは、上田美和によって別冊フレンドにて連載された少女漫画である。１９９７年から２００４年にかけて連載され、発行された単行本は全１８巻にのぼる。 ピュアで真面目な性格だが、地肌が黒く、赤い髪という容姿から『ガングロ子ギャル』と勘違いされてしまう主人公・もも。 そんな“もも”とは対照的に、色白で小柄、華奢な体格をしていて、その容姿と持ち前のブリッ子で数々の男を友達から奪っていく小悪魔な同級生・さえ。友達の物を奪わなければ気が済まない性格の持ち主・さえが、ももをターゲットにした所から物語は始まる。 “もも”が想いを寄せる“とーじ”と、そんなももに興味を持つ“カイリ”、そしてターゲット（もも）の物を奪おうと画策する“さえ”が繰り広げる熾烈な争いは、多くの読者の心を掴み、１９９９年には第23回講談社漫画賞で少女部門賞を受賞した。 また、全１８巻発行された単行本の発行部数は、１２００万部以上にのぼる人気作となった。 なお続編の裏ピーチガールでは、さえが主人公として描かれている。
ピーチガールの評価
ピーチガールの感想
恋って何なのか？を再実感できる作品！
相違的な魅力が良い！少女漫画ではよくある相違的な性格の男子が１人の主人公を想う設定。ピーチガールではよりリアル感があると思います。一途に愛してくれて安心感を与えてくれる彼氏。安心感とはまた違うときめきを感じる事ができるちょっとチャラめな彼氏。どちら魅力的男の子で私だったらどっちと付き合いたいかなーなんて思いながら読んでました（笑）違った意味主人公が2人に惹かれて揺れ動く姿が何とももどかしくて結局どっちなの！？ってもやもやしちゃう感じも面白かったですね。とにかくすごい宿敵ガールこの漫画でも特に目立っていた主人公のお邪魔ばかりする友人？もなかなか素敵なキャラだったと思います。どこまで性悪なんだ！と序盤はイライラしていましたが、１人の男性を愛する事から変わっていく姿はなかなか学ぶものがあったのではないかなぁと思います。恋愛は人を成長させるんだな、とこの子の恋愛事情を通して再実感した気がします。...この感想を読む
あんぬ
収集がつかなくなった感
登場人物は足達もも、東寺ヶ森一矢、岡安浬、柏木さえ、が主軸にありドロドロとした恋愛模様を繰り広げます。人物は外見的特徴や性格も特徴的でわかりやすいです。だけど、それぞれのキャラクターの内面を深く掘り下げてストーリーを作っているかと言われるとそうでもないです。主人公ももは水泳をしているため髪は色素が抜け茶髪で日焼けしてその時代のまさにギャルという外見ですが、性格はいたって普通でピュア。だけど、最初の思い人の東寺と結ばれて、そのあと東寺が脅迫されて別れ話を切り出したのは明らかにさえのせいなはず。主人公は気づついて優しい岡安にふらついていきますが、ここまでさえに色々されてきたのになぜ東寺の気持ちを分かってやれないのか本当にピュアを通り越して馬鹿だと思い、主人公に感情移入できなくなりました。さらには岡安と結ばれたけれど、まさかの岡安の裏切りにショックを受けて今度は東寺と結ばれたもも。これでやっ...この感想を読む
sorarisu
ピーチガールの登場キャラクター
東寺ヶ森一矢
よみがな:とうじがもりかずや ニックネーム:とーじ 性別:男性 国籍:日本 所属:中学時代、野球部所属 性格:硬派 特徴:ももの中学時代からの同級生 価値観:もものことが好きだったが、告白できずにいた 中学時代:日夜野球漬けの日々を送っていた 生活:女子とは無縁の生活を送ってきた
岡安浬
よみがな:おかやすかいり ニックネーム:カイリ 身長:髙い 性別:男性 国籍:日本 特徴:モテ男 コンプレックス:幼少から優秀な兄に対しコンプレックスを抱く スタイル:抜群 女性に対して:優しく接しているだけでなく、はっきりと鼻の下を長くするだらしない面もある 中学生活:荒んだ中学校生活を送っていた
柏木紗絵
よみがな:かしわぎ さえ ニックネーム:さえちゃん 性別:女 性格:ぶりっ子 特徴:華奢で小柄な男受けをする顔立ち 趣味:人のまね 特技:友達から男を奪ってものにする 癖:ショックを受けるとペラペラになる 物語上での目的:主人公安達ももにトラブルを運んでくる役 恋の相手:岡崎涼
