数年前に見てたドラマ
祖父が宮部みゆきさんの大ファンと言うこともあり、一緒に見てました。
逆玉の輿をした小泉孝太郎演じる杉村三郎。
杉村三郎の第一印象は“女々しい”“ナヨナヨしてる!”と
イライラしてくるほど頼りのない男。
逆玉の輿をして肩身の狭さを感じながらも全うに仕事をこなすサラリーマンです。
「名もなき毒」のタイトル通り、人は必ず毒をかかえている、と言わんばかりのドラマ。
杉村三郎がひょんなことから事件に巻き込まれ、あらゆる手がかりを探してゆくのですがストーリーがちょうどいい長さで区切られて行くので見てて飽きません。
杉村三郎とタッグを組むムロツヨシさん演じる手島雄一郎が重苦しくなりそうな場面をさらっとすくってくれるのがほっこりしました。
淡々と事件を解決に導く杉村三郎の人間性が見れば見るほど伝わってくる作品でした。
頼りない三郎が抱えてる闇がひしひしと感じられ妙に共感します。
言葉はよくないですが
私は杉村三郎に同情してしまいました。
長編ではなく短編でもない微妙な間が妙に好奇心をそそります。
そして区切られてたはずのストーリーが最後はすべてまとまります。
最終回、三郎の闇がとんでもない形で炸裂します。小泉孝太郎ファンとしてはちょっとショックでした(´ヮ`;)
家族の形
人の抱える闇
「名もなき毒」タイトルの通り、人間にはみんな闇があるのよ、なんてそんな浅はかなドラマではなかったのだと最後に気付かされます。
深いながらに受け取りやすい。
見やすいけれど考えさせられる。
そんなドラマです。
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