無邪気な3人の男の子たちの冒険
物語は、旧ソ連だった頃のロシアの貧しい村に住んでいる主人公となる男の子3人組が国境を越え新たな生活を求めて旅をしにいくところから始まる。主人公3人の子供たちについては、親がいなく住む家も持っていなく学校にも通っていない。いわゆるストリートチルドレンてやつだ。
3人の男の子の名前は一番下からペチャにヴァーシャ、そしてリャパ。ペチャとヴァーシャに関して映画内では兄弟という設定だが、演じている2人自身も実の兄弟である。そのためか、映画内での演技はとても自然なもので物語の内容がスラスラと頭の中に入りやすい。ストリートチルドレンという立場からか、旅する中で出会う人たちからは様々な対応をされている。時には優しい人に出会い時には親がいる子供たちにからかわれたりたまに可哀想な場面がいくつか見られた。しかし、男の子3人はあまり辛い場面を見せずどちらかというと前向きな姿勢で旅をしていき、親がいないからか、子供だけの強さというものが見られた。
この3人の男の子たちには親がいないが、代わりに大切な仲間がいて互いに励ましあいながらこれから先どうなるかわからない世界で強く生きていかなければならない。見ていて切なくなる映画だが、3人で力を合わせて必死に生きていく姿がとても印象的だった。
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