ウィルとカーターの友情物語 - リトル・ランボーズの感想

主人公の少年ウィルは厳格な宗教の家系のもとに生まれた男の子だ。テレビを見るのも禁じられなんとなく退屈な日々。そんなある日、ウィルは学校でカーターという少しヤンキーっぽさがあるやんちゃな少年に出会う。二人は学校で金魚鉢を割ってしまい校長室に呼び出され怒られてしまうがこのきっかけが彼らを結びつけることになる。まず、カーターがウィルを家に呼んだときそこで偶然目にした映画"ランボー"にウィルは今までにない衝撃を受け二人は映画作りに専念することになる。ただ映画を作るのではなく、その中には二人の少年同士の友情や衝突、物語が描かれている。厳格な環境の中で育ってきたウィルは、真逆なカーターやフランスから来たクールな留学生の生き方に憧れを抱くようになりやんちゃをしてしまう部分がある。そのやんちゃが後に大きな事故に繋がることになるのだが、二人の友情を深めることとなる。映画制作を通じて今までにない冒険をすることとなったウィルとカーター、つまらない日々を楽しさや驚きで溢れさせる子供の発想と行動力にはとても素晴らしいと思った。ウィルとカーターは真逆な性格をしているけどそれでもお互いに通じ合うことがあり、このリトル・ランボーズという映画は私たちに元気を与えてくれる作品であろう。