原作との違いが楽しめるドラマ - 三毛猫ホームズの推理の感想

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三毛猫ホームズの推理

3.003.00
映像
4.17
脚本
2.50
キャスト
3.33
音楽
4.00
演出
4.33
感想数
3
観た人
4

原作との違いが楽しめるドラマ

4.04.0
映像
3.5
脚本
3.5
キャスト
4.0
音楽
4.0
演出
4.0

小説家「赤川次郎」の代表作の一つ、「三毛猫ホームズシリーズ」。

このシリーズがドラマ化されたのは、これが初めてではないが、ここまで脚色の濃い脚本でのドラマ化は初めてだ。

小説や漫画をドラマ化や実写化するにあたって、脚色は必要となる要素であり、過去にドラマ化された「三毛猫ホームズシリーズ」も、原作とは大きく異なる設定となってる。

三毛猫ホームズシリーズと言えば、主人公の三毛猫「ホームズ」だが、この三毛猫は原作者の赤川次郎が、実際に飼っていた雌の三毛猫「ミーコ」がモデルとなっている。

原作の中でのホームズは、捜査一課の刑事である義太郎を、事件解決へと導いて行く"不思議な行動"をとり、猫なのに紅茶を嗜むなど、「猫らしからぬ猫」だが、落ち着いた雰囲気の中に気品も見られ、何よりも賢さが滲み出ている。

最大の核であるはずのホームズが、この「三毛猫ホームズの推理」では、なんと"化け猫"になっている。

さらに「義太郎にしか見えない化身が出て来て、義太郎と普通に会話をする。」「化身は、色々な職業に扮して登場する。」「化身を演じるのは、マツコ・デラックス。」

ここまで来ると、もはやコメディーだ。

原作ファンである自分は、核であるはずの「ホームズ」が、大きく脚色されていたことには驚いたが、そのギャップが、このドラマの面白さでもあった。

「次はどんな場面で、どんな職業に扮し、義太郎とどんな会話をするのか。」

原作では見ることの出来ない、ホームズの「姿」が楽しめるドラマだ。

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他のレビュアーの感想・評価

人を突き動かすもの

信じる気持ち私は義太郎が悪い人だと決めつけてるんじゃという場面にいつもグッと来ました、もし悪い事をしててもしてなくても一度信じると言った相手を全力で信じる事が出来るのは凄い事だと思いました。周りの人の意見に流されるのではなくただ素直に相手を理解しようとする義太郎は本当は強い人なんだと思いました。そんな義太郎の救いたい!!と思う気持ちがあったから相手は救われるんだと思います自信義太郎はホームズに出会ってから刑事の仕事に自信をもつようになりました、ただ義太郎が信じると言った相手を最後まで信じられなくて罠にハメてしまった回ではホームズがあなたを助ける理由がなくなったと義太郎の前から消えてしまいました、前までの義太郎なら、ただただ落ち込んでただけで前を見ようと顔を上げる事はなかったと思います。最後の事件の倉庫の銃撃戦で不審に思った義太郎は1人で倉庫に言って弾丸を見つけたり、お父さんを殺した金田の俺...この感想を読む

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