人を突き動かすもの - 三毛猫ホームズの推理の感想

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三毛猫ホームズの推理

3.003.00
映像
4.17
脚本
2.50
キャスト
3.33
音楽
4.00
演出
4.33
感想数
3
観た人
4

人を突き動かすもの

1.01.0
映像
5.0
脚本
1.0
キャスト
1.0
音楽
5.0
演出
5.0

目次

信じる気持ち

私は義太郎が悪い人だと決めつけてるんじゃという場面にいつもグッと来ました、もし悪い事をしててもしてなくても一度信じると言った相手を全力で信じる事が出来るのは凄い事だと思いました。周りの人の意見に流されるのではなくただ素直に相手を理解しようとする義太郎は本当は強い人なんだと思いました。そんな義太郎の救いたい!!と思う気持ちがあったから相手は救われるんだと思います

自信

義太郎はホームズに出会ってから刑事の仕事に自信をもつようになりました、ただ義太郎が信じると言った相手を最後まで信じられなくて罠にハメてしまった回ではホームズがあなたを助ける理由がなくなったと義太郎の前から消えてしまいました、前までの義太郎なら、ただただ落ち込んでただけで前を見ようと顔を上げる事はなかったと思います。最後の事件の倉庫の銃撃戦で不審に思った義太郎は1人で倉庫に言って弾丸を見つけたり、お父さんを殺した金田の俺はやってないという言葉を信じて一緒に行動する。私は凄いと思いました。どれだけ相手を信じようと思ってもそんなに信じられるものでもないと思います。多分、世間一般的に信じたとしても心のどこかに疑いの気持ちが人間はあると思います。ただ義太郎には疑うどころか本気で相手を救いたいという気持ちがあるから犯人は闇の中から光を探し出せたんだと思います。

栗原さんが義太郎に言った刑事の仕事は暗がりに光を差してやることという言葉にとっても感銘を受けました、君は刑事に向いてるよと言われた時の義太郎の顔は恐怖も戸惑いもない前を向いて進もうとしてる勇敢な警察官の顔に見えました

義太郎と兄弟

義太郎には兄のヒロシは売れないミステリー作家

妹の晴美はアルバイトを転々とする義太郎とは正反対で行動力のある女の子、二人とも義太郎に刑事の仕事に自信を付けさせようと必死に奮闘するが裏目に出てしまう時も、でもやり方はちょっと変でも義太郎を守りたいという根本的な気持ちはずーっと変わらない、そんな家族がいるから義太郎も頑張ろうと思えたのだと思います、家族であろうが友人であろうが信じてくれる人が周りにいなければ誰でも前に進めないと思います。それはこのドラマだけでなく現実的にもそうだと思います。いい点数取れたから嬉しいんではなく、それを素直に喜んでくれたり、傷ついた時にそっと慰めてくれる人が隣にいるのが大切なんだと思いました。義太郎が前に進めたのはそういう事を自然と出来る兄弟がいたからだと思います。

  • 私が個人的に心に残ってる言葉

4話のホームズが義太郎に言った言葉

1人で背負ってる姿に人は付いてくるという言葉は

とっても心に響きました。

同じく4話で恵子さんが笑ったり泣いたりそんな家族が欲しかったというのを本気で泣いて言った時

あぁ、これで恵子さんは救われたなと思いました。

義太郎があなたが本当にやりたかったのは復讐なんかじゃないと言ったのは、素直に義太郎は相手を助けたいと思ってるだけだと思うけど、ずっと隠してた気持ちを恵子さんはやっと吐き出せたような気がしました

11話(最終回)で根本さんが石津に言った言葉。アイツ間違ってねぇよお前がしっかり支えてやれ、という言葉は義太郎というただただ人を信じてガムシャラに進んでる刑事が認められた瞬間だなと思いました、その時の石津の顔はとっても嬉しそうで、見てる私もとっても笑顔になってしまいました。

  • 人を動かすもの

人を動かすものはその人を信じる気持ちだとこのドラマで教わりました、ヒロシと晴美が義太郎を信じてたから義太郎は前を向けた。そんな前を見て頑張ってる義太郎を見て最初はバカにしてた根本と石津も義太郎を認めて応援したくなる存在になった。栗原さんが

辞表を受け取らなかったのはさっき書いた刑事に向いてるというのも最初から分かってからなんだなと思います。

人は見た目で判断したり、相手が一度、例えば悪口を言えば、また悪口を言うと決めつけてしまいます。

ただそれは先入観でそうではないと思います。

でもそこで信じると言われるのとまたやるんだろ?と

言われるのでは大きく違うと思います。

このドラマを見た人が少しでも人を見た目で判断せずに一度の失敗で人を批判する人が減ればいいなと思いましたら。

  • 主演の相葉雅紀さんについて

根本的に主演の義太郎役が相葉くんで良かったと思いました、相葉くんも不器用だとテレビを見ても思うしただ前を見ようとまっすぐな所と義太郎のひたすらに人を信じる部分はどこか重なる気もします。失敗してもちゃんと反省して前を向けるそれは義太郎と相葉さんの共通点だと思いました。そんな事を自然とできるから周りの人は応援したくなるし認めざるおえないのだと思います。義太郎も相葉くんもバカだなーとか出来るのー?とか言われるキャラだけど最後の最後にはなんとかしてくれると思わせてくれる、最後にはとっても応援したくなるという部分はとっても重なってると思います。

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小説家「赤川次郎」の代表作の一つ、「三毛猫ホームズシリーズ」。このシリーズがドラマ化されたのは、これが初めてではないが、ここまで脚色の濃い脚本でのドラマ化は初めてだ。小説や漫画をドラマ化や実写化するにあたって、脚色は必要となる要素であり、過去にドラマ化された「三毛猫ホームズシリーズ」も、原作とは大きく異なる設定となってる。三毛猫ホームズシリーズと言えば、主人公の三毛猫「ホームズ」だが、この三毛猫は原作者の赤川次郎が、実際に飼っていた雌の三毛猫「ミーコ」がモデルとなっている。原作の中でのホームズは、捜査一課の刑事である義太郎を、事件解決へと導いて行く"不思議な行動"をとり、猫なのに紅茶を嗜むなど、「猫らしからぬ猫」だが、落ち着いた雰囲気の中に気品も見られ、何よりも賢さが滲み出ている。最大の核であるはずのホームズが、この「三毛猫ホームズの推理」では、なんと"化け猫"になっている。さらに「義太郎...この感想を読む

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