医師を敵にまわしてはいけない。
羊たちの沈黙の重要人物である”レクターの生い立ち”ということで気になってみてみました。
始めナチス軍や戦闘シーンが流れ、緊迫感のある音楽、実際の戦場かのような出演で、戦争映画と作品を間違えたか?と思うほどでした。
レクター役であるギャスパー・ウリエルの迫真の演技(表情)が魅入るポイントでもありました。
過去に苦しむ青年期は表情が無く、妹の復讐を始めた初期は憎しみの顔だったのに、それがだんだんと殺人の快楽を覚えたサイコパシーの表情に変わったときは鳥肌ものでした。
ここが惜しい!と思ったのが、ヒロインのレディ・ムラサキ(日本人設定)役が、中国女優のコン・リーであることでした。海外の人から見たらアジア人は同じ顔に見えるのであろうけど、日本人の私にとっては違和感そのものでした。
ですが、作中に出てくる小物が日本伝統のもので、メインの殺人武器となるものが日本刀だったりなど、作成チームに相当な日本文化人がいたんだろうなと思う程のものばかりで、見ていて楽しかったです。
この作品を見て最後に思ったことは、人体や思考を勉強し、把握している医師や医学生に恨みつらみをかわれてはいけないな、、、ということでした。ともて面白い作品です。
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