子供の頃の夢を思い出させてくれる
原作とは異なった良さがある作品
原作は、ジェームス・マシュー・バリーの戯曲「大人になりたくないピーター・パン」で、それをウォルト・ディズニーが1939年にアニメ化の権利を手に入れ
制作を開始したが第二次世界大戦の影響で10年間棚上げとなり
その後制作が再開され「不思議の国のアリス」と並行する形でスタートした。
制作段階で原作者の込めた含みや皮肉を削除し、ウォルトが新たな作品を生み出した。
それが現在の「ピーター・パン」。
原作では、ピーター・パンの宿敵でもあるフック船長がワニに食べられるというシーンもあるが
現在のピーター・パンでは、それらも削除されている。
だが、現作品で出てくるフック船長を狙うワニ。
このワニは原作でピーターとフック船長の激闘の際
ピーターがフック船長の左手を切り落とした物を食べたとして現作品にも
深く関わってくる。
現作品では、いつかフック船長を食べてやろうと
いつもフック船長のそばにいる。
ピーター・パンとネバーランド
ピーター・パンの住む「ネバーランド」。
子供の頃だけ行く事が出来るという夢の島に3姉弟がピーター・パンと共に行って
子供の時にしかする事の出来ない経験や思い出を沢山作ります。
ある夜に、ウェンディ達3姉弟の家にピーター・パンが自分の影を探しに来ることから始まります。
ウェンディは、年齢を理由に明日からは「大人」としてすごさなければならない。
ウェディが弟達を寝かせる時にするお話をピーター・パンもいつも聞いており
ウェンディが大人になってしまっては困ると、夢の国「ネバーランド」でピーターの子分である迷子たちの
お母さんになってほしと言い出す。
弟想いのウェンディは、「弟達を置いてはいけない」といい
ネバーランドにみんなで行くことになる。
ティンカー・ベルの妖精の粉を浴び空を飛べるようになった3人はピーターと共に
右から2番目の星にあるネバーランドを目指して家を跡にする。
ネバーランドでは、かつてピーターに左手を切り落とされたフック船長が
復習のためにピーターの隠れ家を探していた。
ピーターと仲のいいインディアンの長の一人娘のタイガー・リリーであれば
ピーターの隠れ家を知っているに違いないとリリーを誘拐する。
ネバーランドに到着したピーター達は、リリーが捕まっている事を知り救出に向かう。
リリーを救出しようとするもののフック船長に見つかってしまい激しい激闘になる。
だが、そこにフックの切り落とされた左手を食べたことのあるワニがやってきてフック船長を追い回す。
怖くなったフック船長はワニに追い回され逃げていった。
リリーを助けた事でインディアンの長から「フライング・イーグル」と名乗ることを許されたピーターは
ウェンディそっちのけで宴会を楽しむ。
それに腹をかいたウェンディは弟達をつれ、家に帰ろうとする。
しかし、ウェンディ達は待ち伏せしていたフック船長達に捕まってしまう。
ピーターの事が好きなティンカーベルがウェンディに
イタズラをしようとフック船長にてをかしていたのだ。
でも、本当はティンカーベルもフック船長にだまされていた。
ウェンディ達が捕まったという知らせを聞いたピーターは急いで救出を試みる。
ピーターは、一番にティンカーベルを助ける。
ピーターは友情を優先したのだ。
だが、ティンカーベルは
ウェンディを助けるようピーターパンに言う。
その頃、ウェンディはフック船長から海に飛び込むよう言われる。
意をけしって飛び込んだウェンディを間一髪ピーターが助ける。
ウェンディを安全な場所に避難させた後、ピーターとフックの最後の決戦が始まる。
いつでも子供の頃に戻れる
小さい頃からよく見ていた「ピーター・パン」。
大人になった今でも大好きで何度も何度も見ています。
特にピーターパンで一番好きなシーンは、ティンカーベルの妖精の粉を浴び
楽しいことを考えたら空を飛べるシーンです。
あのシーンを見ると、なんだか優しい気持ちになれます。
私も、あのティンカーベルの妖精の粉が欲しいものです。
毎日、楽しいことを考えるのは
やっぱり大切だなって思います。
夢の国ネバーランドにいけるのは、子供の頃だけ。
子供だけの自由な世界。
悲しい事や、辛い事のない世界。
だれでも一度は、行ってみたい世界に連れて行ってくれるそんな作品です。
こんな夢の国があればいいなと日々思ったりします。
勇気と希望に満ち溢れているピーターパンをみると自然と元気が出てきます。
宿敵フック船長とピーターが激闘するシーンは絶対に見過ごせません。
テレビの前にかじりついて、ピーターパンを応援したくなる事
間違いありません。
子供から大人まで幅広い年齢層で楽しめますよ。
大人になって見てみると、子供の頃の夢などを思い出したり
映画が終わった後も懐かしいような余韻が続きます。
笑えて泣けてドキドキする。
こんな作品ほかにありませんよ!
ご家族でも
カップルでも
お一人でも
どんな時でも合う作品です。
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