銀河規模で大暴れする悪党との決戦を凝縮した1作 - 星獣戦隊ギンガマンの感想

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星獣戦隊ギンガマン

3.003.00
映像
3.00
脚本
3.00
キャスト
2.50
音楽
2.50
演出
3.50
感想数
1
観た人
1

銀河規模で大暴れする悪党との決戦を凝縮した1作

3.03.0
映像
3.0
脚本
3.0
キャスト
2.5
音楽
2.5
演出
3.5

星獣戦隊ギンガマンはメガレンジャーに続くスーパー戦隊シリーズのひとつであり、番組改変後のテレビ朝日の朝の目玉番組として放送された。ストーリー自体はファイブマンの要素を踏襲している印象が見られ、王道の特撮ヒーローという印象が強い。この作品の存在は後の百獣戦隊ガオレンジャーや魔法戦隊マジレンジャーにも名残が残っており、21世紀を代表するスーパー戦隊に大きな影響を与えていると考えている。

本作自体は王道のストーリー展開ながら、主人公の兄弟間の絆と葛藤、敵組織の複雑な関係や嫉妬や裏切りも上手く描かれており、物語の変化を味わうことができます。この作品ならではとして、初のスーパー変身が大きな特徴であります。銀河の光により1段階上の変身ができるというものですが、この銀河の光を巡るエピソードは特に濃厚に描かれているのではないかと思い、私が好きな部分でもあります。この時に追加戦士の登場、兄との再会、敵組織の裏切りも描かれていて充実したものに仕上がっていると感じたからです。しかし、それ以外にもイリエスが行動隊長の際は3号・4号ロボの登場とゼイハブの怒りが描かれ、バットバスの際には2匹の巨大怪獣について大きく描かれているのがポイントで視聴者の心を掴んだ部分ではないかと考えています。ストーリーを通じて、ギンガグリーンとシェリンダとの関係も主人公以上に強く描かれている時もあり、物語の根幹に大きくかかわっている印象もあり、見所でもあります。

本作品は21世紀からのスーパー戦隊と比べた際では、ロボットアクションなどに見劣りする部分はあるかもしれないですが、主人公側と敵幹部との関係を1年を通して入念に描かれている点は評価されるべき点であり、突出した部分と考えています。DVDは中々なお値段な印象はありますが、一度視聴してみるのもありではないかと思います。

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