勇気をくれたムコ殿
笑いあり涙ありで、毎回引き込まれて見ていた作品です。超イケメンでスーパースターと結婚したさくらがうらやましくて、私にもチャンスはあるんじゃ…なんて、本気で考えました。どうも、主人公に自己投影するクセがあります。さくらへは、憧れの感情を抱いて見ていましたが、共感や勇気を与えてくれたのが、三人の姉達の存在です。当時の私の状況としては三女のさつきに近いものがありました。社会人になり、仕事も順調。しばらくは実家でお世話になり(もちろん毎月生活費は母親に渡して)、結婚を機に家を出る…はずが、いつまでもその気配はなく。(笑)このままじゃまずいな…と、仕事に追われる日々、時間だけが過ぎあっという間に29歳。あーどうしよう。さつきの焦りは痛いほどに共感できました。また、その更に上の年代の女性達の存在も私に勇気をくれました。次女あずさは未婚の母に。相手は家族にも内緒で、人工授精と告げていました。これは相手を思ってのこと…私ならまず相手に言いますね、あずさ程の覚悟はないです。長女のかえでもご主人と喧嘩して、子供を連れての出戻り。結婚していないことが、世の中のはみ出し者みたいで、コンプレックスな私にとっては、あー結婚せずに子供を持って生きていく方法があったり、結婚してても順風満帆な人生とは言えないのかな?なんて、少し肩の力を抜かせてくれた作品です。人生なかなか思い描いてた通りにはいかないけど、それでもまた前を向いて。歩いていくしかないな。と微笑みました。
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