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- 感想
- 榛名元希
4.404.40
- 画力
- 3.88
- ストーリー
- 4.25
- キャラクター
- 4.38
- 設定
- 4.38
- 演出
- 4.13
- 感想数
- 5
- 読んだ人
- 11
今巻は阿部の中学生時代に所属していたシニアチームでのコンビである投手、榛名元希について多く描かれています。
前巻では三橋の中学時代のこと、三星学園とのことでした。
投手の次は捕手について焦点が当たっているような感じではありますが、あくまでも西浦高校の部員たちがメインではあります。
また、最後にはおお振り連載前の読み切りである基本のキホン!も収載されています。
今巻で出てきている榛名の所属高校である武蔵野高校を舞台として時系列としては本編の1年前。
榛名ともう1人いる投手、香具山が主人公として描かれている作品です。
阿部は1巻から首振る投手が嫌いなんだと言ったり投手に対して何かあったのかと思わせる発言がいくつかありましたが、その理由がすごくよく分かりました。
榛名さんのことをずっと嫌な投手と言っていたのですが、私も阿部の立場だったら本当にそう思ったと思います。
ひいきされて使いまくられて怪我したら放置されてそりゃあ野球でプロになりたい中学生がその扱いを受けたら荒れますよね。
だからと言って本気を出さず自分の招いたピンチでもマウンド降りてしまうのはいろいろと思うことがありましたが、榛名さんも阿部もそのことを嫌な過去とだけ思わずにこれからの成長のきっかけにしてほしいなあと思いました。
らーぜとしてはモモカンの監督としての資質が本当にすごいです!w
田島の野球の才能もですがそれ以上にモモカンの資質はすごいですね…笑
キャプテンも決まって本格的に西浦高校野球部が始動してこのチームがどこまで成長して強くなり、どこまで勝ち上がれるのか本当に楽しみです。
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他のレビュアーの感想・評価
これぞ高校野球
まさにこれぞ高校野球という内容の漫画である。剛速球や圧倒的な打撃力ではなく、絶妙なコントロールを武器にする投手とその投手を活かす捕手と打者との駆け引き。場面の状況やグラウンドコンデションを考慮した選手の思考や監督の思考。応援するスタンドの生徒や親の心境…一つ一つがしっかりと伝わってくるそんな漫画です。野球は1人ではできないスポーツ…仲間の存在や、自分にとってのコンプレックスが他人にとってはうらやましかったりと、人間的な部分が多いのもポイントです。高校生ならではの悩みや想い、色んなものが詰まった、そんな作品です。
3.53.5
三星学園との勝負!
三橋のトラウマであるところの、三星学園の一年たちと試合する回。叶が三橋のことを認めていて、彼にコンプレックスを持っているのが興味深い。チームの中で、一番陰になってしまっていたので、周りもそれを感じていた訳だし。点取れなくて格好悪くて、それでもベンチに帰れないなんてことはないって、田島が声かけてくれるところがグッジョブ! そういう、田島の明け透けな物言いが三橋を助けているシーンは何度となくある気がする。ちゃんと勝てて、自分にも今は仲間がいるんだってことを三橋が感じられて、本当に良かった。次は武蔵台VS浦和総合ということで、榛名登場! 阿部の過去が楽しみ。
5.05.0
面白いなあ
今回の主役はキャンプテンの花井。みんなの目標を決めるのがメインのお話。みんなでチームの目標を統一しよう!!としている中で田島から「花井お前はどこまで行きたい?」と問われます。そうそうこのチームの目標っていうのはすごい重要なんですよね。みんなでひとつの方向を向くことはとても大事ですもんね。でもこの田島と花井は全然考えがちがうんです。田島は全国制覇せいたいって本気で思ってて花井は甲子園出場(でもこれすらめっちゃ思い切って書いた)って思っててこのふたりの違いをうまく表現してて読んでいてとても面白かったです。野球をする人たちのこういう細かい心理描写がえがかれててすごくいいです。
4.04.0
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