子どもの頃は素直に面白いマンガだと思っていました
初期のガンガンを支えた作品の一つ、柴田あみ先生のデビュー作でもあるパプワくんです。 デビュー作だけあって初期の絵柄は正直上手いとは言い難いですが、ギャグのセンスは序盤からぶっ飛んでいます。 主人公が巨大なカタツムリと巨大な足を生やした鯛(両方ともオカマ)にすり寄られるというセンスは柴田先生ならではでしょう。 また巻が進むにつれて絵柄も急激に上達し、それに伴うかのようにシリアス要素も含まれていくようになってきました。 非常に面白い作品ではあるのですが、柴田先生のほとんどの作品に共通していえるのが いわゆるBL的要素が多いことです。 パプワくんの中でも主人公のシンタローは弟のコタローを溺愛していたり、また叔父さんにも憧れていたり、さらには前述の様にオカマのナマモノにアプローチされるなど多種多少なBL要素が。 子どもの頃には気にもしなかったのですが、さすがに大人になってから読み返すと目に付いてしまいます。 とはいえパプワくんには一応ちゃんとしたヒロインがいるだけマシではありますが…。
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