かりんのあらすじ・作品解説
『かりん』は、月刊漫画雑誌『ドラゴンエイジ』2003年5月号から2008年3月号にかけて連載された影崎由那による漫画作品で、カドカワコミックスドラゴンJr.から全14巻の単行本が刊行されている。2003年12月には甲斐透によって小説化され、富士見ミステリー文庫から全11巻(本編9巻、外伝2巻)が刊行された。なお小説版のイラストは、原作者である影崎由那が手がけている。2005年には、制作/J.C.STAFF、監督/木村真一郎によってアニメ化され、2005年11月から2006年5月にかけて全24話がWOWOWにて放送された。 物語の主人公は、吸血鬼の家系に生まれた女子高生・真紅果林である。彼女は、普通の吸血鬼のように血を吸うのではなく、人間の不幸に反応すると血が増えてしまう体質のため、自身の血を与えるために人間に噛みつく。そして、彼女はクラスに転向してきた少年・雨水健太を見た途端、一際大きく反応して増血してしまう。この作品は、果林と健太の種族を超えた恋愛を中心に描くラブコメ漫画である。
かりんの評価
かりんの感想
吸血鬼ではなく
高校に通う恥ずかしがりな女の子が、転校してきた男子と出会う…というボーイミーツガール物なのですが、そんな彼女にはとある秘密がありました。彼女こと、かりんは吸血鬼…ではなく、いや一応吸血鬼の家系ではあるものの彼女だけは増血鬼だったのです。彼女は何故か人の不幸に反応して自分の中の血を増やしてしまうという特徴があったのです。それを秘密にしてきた彼女ですが、転校生の雨水健太にバレてしまい……?萌え系のタッチの絵柄ではあるものの、どこか少女マンガのような印象も受け萌え系としてはあざとすぎないような印象を受けます。また内容も増血鬼というオリジナリティのあるテーマでありながらも王道的な要素が強く、安心して読むことの出来る作品です。
かりんの登場キャラクター
真紅杏樹
よみがな:まあかあんじゅ 生年月日:1992年6月6日 身長:146cm 体重:38kg 性格:非常に姉思いな性格 特徴:無口で大人しい美少女。黒を基調としたいわゆるゴスロリ系の服を着ており、出歩くときは日傘を常用する。 趣味:人形集め 学年:小学5年生 声:猪口有佳 成績:見た目に反してかなり悪い 血の嗜好:「嫉妬」
真紅煉
よみがな:まあかれん 生年月日:1982年11月1日生まれ 身長:182cm 体重:69kg 性格:ぶっきらぼうで無愛想な性格 特徴:杏樹の事は甘やかしているような素振りを何度か見せるが、落ちこぼれの果林の事はバカにしており、特に両のこめかみをコブシでぐりぐりと痛めつけたりとイジメる描写が多い。 趣味:ナンパ トラ...
雨水健太
よみがな:うすいけんた 生年月日:1988年2月29日生まれ 血液型:A型 身長:180cm 体重:70kg 性格:常に文緒を気遣うとても母親思いの性格 特徴:三白眼で目つきが悪いため初対面の人には恐れられるが、弱い者には優しい。 成績:非常に優秀 バイト先:ファミレス「ジュリアン」 嫌っていること:存在を否定される事 将...