韓国の古典怪談「薇花紅蓮伝」を映画化
最初のシーンですでに親父が「スミ」としか呼んでないところで、スヨンは死んでるなと気付きました。 でもそれだけではなかった…。 こんな難しいホラー初めて観たよ笑 とりあえず、ここに整理したいと思います。 まず母親は箪笥で首をつり自殺しました。 そしてスヨンはその箪笥の下敷きになり死にました。 そしてウンジュについてですが、スヨンをいじめる悪のウンジュはスミが作り出した存在です。 ただし、母親が自殺した当時いたウンジュは住み込みで母親を看ていた看護婦として存在しています(父親が電話で「お手上げだ」と言った相手で、そのあと家にきた優しそうなウンジュです)。 なぜ悪のウンジュを作り出したかと言えば、スヨンへの嫉妬が挙げられます。 嫉妬とは、母親に生き写しであるスヨンがいることで、父親を独占できないと思ったからです。 最初の方で、スミが寝ている父親の頬を触っているシーンがありますが、これは父親への肉親以上の愛情を持っていたことの証になります。 こう考えると、母親が自殺した際に部屋に行きスヨンを見捨てた悪いウンジュは実はスミであるということが考えられます。 父親を独占したい一心でスヨンを見殺したましたが、一方で、本当のスミは妹思いの姉です。 だから、スヨンを亡くしたスミは精神的に参ってしまいました(スミの扮する悪のウンジュも、スミ自身も精神安定剤かなんかを飲んでいます)。 まとめると、あの家今住んでるのは父親とスミだけ。ただスミの精神が不安定だから、悪のウンジュや、スヨンが登場してきてしまう。それが結果的に自分の存在に気付くことになったわけですね。 母親が首を吊ったのはなぜでしょうかね。 ここまでくると、スミが殺したんじゃないかとさえ思いますが。 ハリウッドリメイクした『ゲスト』も観ましたが、こっちもなかなか。 かなり怖くていい仕上がりになっています。 そして本作では難解だった部分も、少し変えてもっと簡単な話に集約されています。 にしてもスヨンはかわいいなあ。
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