孤島でのサバイバルが好きであれば、『蠅の王』を観てください - 東京島の感想

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東京島

2.002.00
映像
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脚本
3.00
キャスト
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音楽
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演出
2.00
感想数
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孤島でのサバイバルが好きであれば、『蠅の王』を観てください

2.02.0
映像
2.0
脚本
3.0
キャスト
2.0
音楽
2.0
演出
2.0

ある夫婦が太平洋の無人島に漂着し、そこに更に日本人16人と密航に失敗した16人の中国人(全員男)が漂着し、女1人と男23人の奇妙な生活が始まります。そして次第に1人の女性を争うようになる。 昔アナタハンの女王事件というのがありましが、これがモデルになっています。 1945年~1950年、南洋興発株式会社社員の妻「比嘉和子」と同社社員の男性上司、帝国陸海軍の軍人・軍属31人の計32人の男がこの孤島で生活を送っていましたが、次第に島内唯一の女性である比嘉を奪いあうようになり、サバイバルが勃発した実在の事件です。 結局、女性と19人の男が助かり、13人の男が死亡もしくは行方不明となったそうです。 ウィリアム・ゴールディングの『蠅の王』も孤島でのサバイバルがテーマですが、追い込まれた時の人間の弱さが良く表現されていますよね。 子供たちが次第に豹変していく恐怖は圧巻でした。 本作はまあ『蠅の王』に全く及ばない。 ただのおままごとみたいな感じかな。全然切羽詰った感じしないし、ぬるい。 正直、木村多江さんにも全く魅力を感じないし(でもそんな女性を好きになってしまうのが極限環境ってことか)。 でも、今の若者がこういう状況になったら、こんな感じになるのかもって少し思った笑 観るのはお勧めしません。 『蠅の王』を観るか、あるいは自力で脱出する『キャスト・アウェイ』を観るか、 実在の事件をwikipediaで調べた方が有意義です。

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