輪壱・貮號艇の仕事
悲しみや楽しみそして驚きや不安のある1冊です。 イラストの綺麗さもあり表情から感情がより伝わってきます。 パレードや演劇をやっているシーンもあり、普段あまり見ない姿が貴重です! 薬を小さい頃から飲まされていたヨタカとツバメ(漢字ですが変換できないためカタカナ表記;)。 ヨタカが途中で気付きツバメの分まで飲んでいたためにヨタカだけヴァルガとなってしまうのですが、それを見て泣くツバメともう人を殺したくないから自分を殺せというヨタカのシーンは何度見ても悲しくどうにか助けてあげたいという気持ちになります。 最期に笑って逝ったヨタカがまた切なく1人だけ気付いてツバメを助けるために自分を犠牲にすること、それによって人をたくさん傷つけてしまうことはとても怖かったでしょうに最期までツバメを心配するヨタカは死という形で解放されたとはいえどんな気持ちだったのかなと考えてしまいます。 そこでツバメに輪の仕事を花礫が説明し、與儀が自分が話すという何気ない1シーンが好きです。 しかしそこで仕事を話す與儀が仕方がないとはいえ悲しく見えて辛いです。 ヨタカがいないから!というツバメの表情を見ているだけでこちらも泣きそうになりヨタカもヨタカの気持ちがあっとは言えツバメの気持ちや立場を考えると胸がしめつけられます。 前半は悲しいお話でしたが、その後にはサーカスや演劇のシーンがありこれはとても面白いです! ニャンペローナに入ってものすごく怒っていると分かる花礫や自分は悪くないのに劇の中でイヴァに足蹴にされる喰くんがとてもかわいそうです(笑) 花礫のニャンペローナの名告りをちゃんと見てみたいですね!w またまたかわいいユッキンが出てきて私もほしいと思いました!! かわいいマスコットキャラに癒されつつの與儀の異常事態に次巻が気になりますますカーニヴァルの世界に引き込まれる1冊です(`・ω・´)
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