勇敢なキリン
小さくて元気な女の子・るるこはお母さんに桃色の紙をもらいました。 大きな大きな紙だったので大きな、丈夫な、ももいろのきりんが出来上がりました。 大きな目も口もしっかり描いたから、いろんなものを見つけるししゃべることもできる、きりんのキリカ。太い脚でしっかり立ち、動くことができます。 キリカが見つけたのが、クレヨンの木。この挿絵がまたいい。この木、欲しい。 その界隈にはカラフルな動物がいて、クレヨンの木がクマに占拠されてるせいで、体が色褪せても塗り直せないから、容姿にコンプレックスが。 キリカ(とるるこ)は勇敢に、クマと対峙するのです。 小さな子供が工作を手掛けるにあたり「こうだったらいいのに!!!」って願うようなことを、かたっぱしから叶えてくれるお話です。 きりんの桃色に始まり、挿絵がひとつひとつシンプルながら華やかで綺麗。 るるこの泣き方も、リアルで可愛い。 読んだらちょっと何か作りたくなる、素敵な物語です。
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