喝 風太郎!!のあらすじ・作品解説
喝風太郎!!は、本宮ひろ志の漫画作品で、グランドジャンプ誌上にて2013年23号から連載を開始、2015年9号で終了、単行本として2巻を刊行している。 今作品は、真の仏法を求める僧侶・風太郎が修業の成果を試すために下山し、理不尽な世の中に喝!!を入れる世直しストーリーである。 舞台は現代、雪深き古刹に響く大音声。その声の主は問答をしている寺の住職と風太郎である。巨大な仏像の前で、向かい合った2人を囲むように僧侶たちが座す中、住職が繰り出す数々の問に対し毅然と大胆に答える風太郎。住職はしばらく考えた後、風太郎の修業の成果を認め、下山を許した。 下山した風太郎は、大胆にもホームレスの前で器を出しお経を唱え始め、托鉢をはじめる。すると、食料や飲料をホームレスに与えていた見るからに金持ちそうな男が、ホームレスに物乞いとは非常識だと近づいてきた。風太郎は、背にしていた木の棒を振りかざし、風の圧力で男たちを吹き飛ばす。去り際、托鉢はまず貧者より行うべし、貧者といえども心強かれば敗者にあらず、と釈迦の言葉を口にするのであった。風太郎の理不尽に喝を入れる旅が始まった!!