ロックアップのあらすじ・作品解説
ロックアップは、猿渡哲也の漫画作品である。グランドジャンプにて2013年13号から連載を開始、2014年21号で終了、単行本として全4巻が刊行されている 今作品は、貧乏インディープロレス団体「あかつきプロレス」の社長サムソン高木の、プロレスにかける情熱や信念を描く、プロレス人生劇場である。 プロレス団体「あかつき」の名は、漆黒の闇から現れる一条の光のようにどん底の人生でも希望の光があるという思いから付けられた。あるプロレス会場では、サムスン高木と清川ジゴロが対戦し、まばらな観客たちが野次を飛ばす。いつもより気合の入っている清川は下痢気味の高木にボディブローを入れ、アトミック・ドロップを炸裂させTKOで勝利するが、リングを去る高木の周囲には嫌な匂いが。急いでトイレに行き、裸でスパッツを洗っていると、友人に誘われて試合を観戦していた美奈が入ってきてしまう。 団体に属するレスラーたちと食事に参加した美奈は、高木の「大丈夫だ、心配すんな」という声に、過去のある出来事を思い浮かべる。これ以降、美奈は巡業先を訪れるようになるのだが、ある日、突然姿を見なくなった、その理由とは！？
