妖怪博士の明治怪奇教授録のあらすじ・作品解説
妖怪博士の明治怪奇教授録は、たなかかなこの原作した漫画作品である。グランドジャンプPREMIUMで2013年14月号から連載開始、2014年26号で終了、単行本として全3巻を刊行している。原作者の作品には、独自の視点で豊臣秀吉を描いた「秀吉でごザル！！」や、弁慶と戦った牛若丸は実はお姫様という「破戒王－おれの牛若丸－」などがある。 今作品は、哲学者とその助手が日本全国を旅しながら妖怪が絡んだとみられる事件に関わっていく。 舞台は明治時代。ある河川の水門に近づくと得体の知れないものが現れ測量士が犠牲になる事件が発生していた。言い伝えは本物だったと信じる村人や警官たちの前にさっそうと現れたのが、主人公・東日流六平太（つがるろっぺいた）博士とその助手・泊瀬武（はっせたける）。博士は迷信にすぎない妖怪に怯え、近代化の歩みを止めてはならないと言い、水門を叩き壊し古き因習を壊せと提案する。妖怪・赤舌のたたりを信じる村人は強く反発、警官に守られた博士一行は警察署へいくのだが、そこで泊瀬は不思議な老婆を見てしまう。 迷信を否定、因習打破を目指す東日流と、妖怪の存在を信じる泊瀬の二人が探索を開始する。
